出版社内容情報
現役最高齢(95歳)、名ヴァイオリニストの半生記。いまなお圧倒的な人気で世界中の聴衆から愛されているマエストロの内面の吐露。現役最高齢(95歳!) の名ヴァイオリニストの半生記。ふくよかな音色を誇るギトリス・トーン。いまなお圧倒的な人気で世界中の聴衆から愛されているマエストロの内面の吐露。音楽と人生への溢れる情熱、超然とした芸術家魂の在処。新版・新訳。
イヴリー・ギトリス[イヴリーギトリス]
1922年、イスラエルのハイファ生まれ。13歳でパリ音楽院に全校一の成績で入学。その後もエネスコ、ティボー等、名ヴァイオリニストの下で研鑽を積む。19世紀の演奏様式、音楽観を伝える希少な演奏家で、カザルス、ハイフェッツ、ゼルキン等、歴史上の名匠と共演を行い、「別府アルゲリッチ音楽祭」の共演で有名なアルゲリッチを始め、バレンボイム、メータ、インバル、デュトワ、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル等、多くの一流演奏家から招聘を受けている。レコーディングの経歴も豊富で、日本ではアルゲリッチ音楽祭ライヴ・ソナタ集、カザルスホールの無伴DVD、名盤「24のカプリース」CD、チャイコフスキー協奏曲DVDもリリースされた。95歳となる今年(2017年)もフランス、イギリスをはじめヨーロッパ各国でリサイタルを行う等、依然、現役最高齢のヴァイオリニストは健在である。2011年月6月には東日本大震災の被災者のために石巻市を訪れて演奏活動を行い、以来、来日公演のたびに東北地方を訪れて慰問演奏を行っている。ユネスコ親善大使。
今井田 博[イマイダヒロシ]
内容説明
音楽への愛、人生の機微。ヴァイオリンはうたう…愛と平和と人間の尊厳のために。偉大な音楽家の半生記。
目次
わが心のロシア
最初のヴァイオリン
ヨーロッパ
コンセルヴァトワール
師エネスコ
せむし男を求め美女のもとを去る
荷物のない旅人
戦争亡命者
音楽にいのちをささげて
裏切り
ヴァイオリンの精神分析
私のティボー・コンクール
礼儀知らず
ソ連への旅
アフリカで音楽に出会う
六日戦争
一九六八年五月
出会い、いくつか
われわれはみな音楽家である
著者等紹介
ギトリス,イヴリー[ギトリス,イヴリー] [Gitlis,Ivry]
1922年、イスラエルのハイファ生まれ。13歳でパリ音楽院に全校一の成績で入学。その後もエネスコ、ティボー等、名ヴァイオリニストの下で研鑽を積む。19世紀の演奏様式、音楽観を伝える希有な演奏家。カザルス、ハイフェッツ、ゼルキン等、往年の名匠とも共演を行い、アルゲリッチをはじめ、バレンボイム、メータ、インバル、デュトワ、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル等との共演、多くの一流演奏家から招聘を受けている
今井田博[イマイダヒロシ]
1950年、東京生まれ。72年、パリ大学留学。77年、早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。翻訳家、脚本家。駒沢女子大学講師(演劇表現)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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