クララ・シューマン

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  • サイズ B6判/ページ数 219,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393935859
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0073

出版社内容情報

19世紀最も著名な女性の一人、クララ・シューマンの生涯を簡潔に俯瞰するには申し分のない絶好の評伝。定評あるロロロ叢書の一冊。

【著者紹介】
1942年生まれ。音楽学者。フリーの作家、ジャーナリストとしても活躍。ヘンレ原典版の校訂に携わる。

内容説明

ピアニストとして、作曲家として、教育者として…新しい美学の規範を確立しつつ、19世紀の音楽界に多大な足跡を残した芸術家の生涯。定評ある「ロ・ロ・ロ伝記叢書」の俗流解釈を排した堅実な評伝。

目次

音楽家への道
二重生活
幸福と現実
演奏会―プログラム―戦略
作曲家として、ピアニストとして
郷愁、最後の調べ

著者等紹介

シュテークマン,モニカ[シュテークマン,モニカ] [Steegmann,Monica]
1942年生。音楽学で博士号を取得したのち、音楽雑誌の編集やラジオ番組の制作等に携わる。ヘンレ社からブラームスを中心とした校訂譜も出版。女性音楽家についての編著書を中心に、著作も多数発表

玉川裕子[タマガワユウコ]
1959年生。桐朋女子高等学校音楽科教諭。桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。音楽文化史(とくに女性の音楽活動史、洋楽史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こぶた

2
★★★★ きれいでピアノがうまいだけでなく、ものすごく自立した女性。幼年期、シューマンとの恋愛時代、結婚生活、未亡人、を通して、音楽に対しては常に真っ直ぐに向かい、しっかりと生きた姿勢が伝わってくる。軽い気持で手にとったが、クララという女性の生き方、そのピアノのスタイルをしっかりと感じさせてくれる。「シューマンの指」を再読したくなる。2018/04/17

スリカータ

2
脚色を排し、史実に基づいたクララ・シューマン伝。クララ・シューマンといえば、ロベルト・シューマンとの大恋愛とブラームスにも敬愛されたことが、一般的に印象付けられているが、この本は演奏家・作曲家としてのクララにページを割き、具体的かつ詳細に記してある。クララ・シューマンの女性というよりは人間像に肉薄した良書。2015/03/20

ろべると

1
クララ・シューマンについては、才能に溢れるピアニストでありながら、作曲家ロベルトとの結婚を許さない頑迷な父ヴィークに反抗して純愛を貫き、ロベルトの生涯の伴侶として精神を病んだ夫を支えつつ、沢山の子供達を育てたという側面でのみ語られてきた。クララを取り上げた本も、ロベルトの死でほぼ筆が置かれており、その後の半生に対する記述はほとんどなかったと思う。本書は二人の関係を殊更に美化することなく、ヴィークの功績にも目を向けているところが新鮮である。これでブラームスとの関係をもう少し深掘りしてもらえればなお良かった。2020/04/05

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