巨匠(マエストロ)たちの録音現場―カラヤン、グールドとレコード・プロデューサー

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393935453
  • NDC分類 760.9
  • Cコード C0073

内容説明

レコード制作の裏も表も知りつくしたプロデューサーが語る、カラヤン、チェリビダッケ、グールド論。レコーディングと独特の付き合い方をして一時代を画したアーティストたちに焦点をあて、彼らのレコード哲学がどのように醸成されていったのか、その間のレコード・プロデューサーとの創造的な協働作業と、愛憎と利害の激しい葛藤を描く。

目次

1 カラヤン―帝王を支えたプロデューサーたち(EMIの名伯楽ウォルター・レッグ;若き俊才ジョン・カルショウ(デッカ) ほか)
2 チェリビダッケ―巨匠が録音を拒んだ本当の理由(ベルリン・フィルとの協働作業と初の録音体験;レコードとラジオ放送と)
3 グールド―スタジオにこもった天才ピアニスト(グールドと五人のレコード・プロデューサー;録音現場でのグールド ほか)
4 あるプロデューサーの軌跡―カルショウ(一九五一年、デッカの「神々のたそがれ」;レコード革命とカラヤン ほか)

著者等紹介

井阪紘[イサカヒロシ]
1940年生まれ。レコード・プロデューサー。日本ビクターを経て、(株)カメラータ・トウキョウを創業。レコード制作と、コンサートや音楽祭などのソフト産業を統合する新しい音楽事業に取り組む。オーストリア学問芸術栄誉十字勲章(1995年)、新日鐵音楽賞・特別賞(2004年)など、受賞多数。著書『一枚のディスクに』(春秋社、2006年、第19回ミュージック・ペンクラブ賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たこ焼き

5
モーツアルトヴァイオリンソナタ、グールド:ゴルドベルク1959。クラウスこうもり。カラヤン:デッカオペラ。クーレンカンプ&ショルティvソナタ。一流の人間にはあれこれ指示するよりもまずその人間が何ができるかを理解してから話を進める。2024/02/17

星のソムリエ

2
カラヤンやグールドといったアーティストの「レコード、録音」に対するこだわりと、彼らを育てた名プロデューサーの仕事ぶり。あまりクラシックの世界では語られることのない舞台裏を覗かせてくれました。ロックなどの世界ではメイキング流行り(We are the worldあたりから?)ですが、クラシックほど音質にこだわったジャンルは類を見ないのかもしれません。ここにはそうしたこだわりのアーティストたちのやりとりが描かれています。2011/02/25

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