音楽の生まれるとき―作曲と演奏の現場

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393935446
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0073

内容説明

瞬間の輝きをつかむ。CD制作、コンサート、音楽祭、現代音楽の創造…。作曲家と演奏家とプロデューサー、それぞれの情熱と技術がぶつかりあい人々の記憶に残る音楽が生まれる。

目次

1 魂のセッション―聖地リンツで鳴り響いたブルックナー(棺のなかのブルックナー;超越の瞬間 ほか)
2 楽都ウィーン―名手たちとの仕事(ムジークフェライン;最初の出会い ほか)
3 音楽祭をつくる―草津でかかげた理想の音楽(「リ・クリエーションのアカデミーを」;アスペン音楽祭の衝撃 ほか)
4 現代の音楽―音として生き続ける(前史;『三善晃の音楽』 ほか)

著者等紹介

井阪紘[イサカヒロシ]
1940年生まれ。レコード・プロデューサー。日本ビクターを経て、株式会社カメラータ・トウキョウを創業。レコード制作とコンサートや音楽祭などのソフト産業を統合する新しい音楽事業、そして国際的な音楽ソフトビジネスを展開している。オーストリア学問芸術栄誉十字勲章、新日鐵音楽賞・特別賞など受賞多数

西村朗[ニシムラアキラ]
1953年生まれ。作曲家。東京芸術大学および同大学院で学ぶ。西洋の現代作曲技法を学ぶ一方で、アジアの伝統音楽、宗教、美学、宇宙観等に強い関心を抱き、そこから導いたヘテロフォニーなどのコンセプトにより、今日まで多数の作品を発表している。受賞多数。東京音楽大学教授、いずみシンフォニエッタ大阪音楽監督(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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qoop

2
井坂氏の著作はレコードプロデューサーという仕事の責任範囲が明確に判って面白い。本著は前二作と異なり対談形式だけあって、違った視点からその仕事を瞥見できる。草津音楽祭の苦労話、裏話や、現代音楽の録音/メディア制作に関する章が興味深かった。2010/08/24

Chikako

1
レコードプロデューサーと作曲家によるレコーディング、音楽祭、現代音楽、ジャズ等々についての対談。音楽祭関係者と地元住民とが協力していく過程が印象深かった。トッププレイヤーである講師たちの「本気」も見習いたい。2016/01/13

hr

0
図書館本の再読。アイヒホルンとのエピソードを、過去に読んでいるはずなのに、新鮮に読む。以前読んだ時と違って、Apple Musicでそのまま聴ける時代になっていた。八村義夫もCDを引っ張り出してきた。西村朗の作品は聴き直さずとも思い出せる。カメラータ・トウキョウがなかったら、出会えていないままの作品・録音が絶対ある。感謝の思いを強くした。2022/02/11

美東

0
井阪、西村のご両名とも自分の好きなこと一筋に真剣に仕事に取り組んでいくその姿はほんと尊敬に値するし、うらやましい限りだ。井阪さんはクラシックだけでなく穐吉敏子&ルー・タバキン・ビッグ・バンドの「孤軍」のようなジャズのプロデュースも手掛けていたことをこの本で初めて知った。2018/11/13

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