内容説明
クラシックの声楽家だけでなく、合唱団、ポップス、ロック、ジャズ、ミュージカル、ゴスペルなど、「歌う」人すべてが対象。呼吸、共鳴、調音(アーティキュレーション)、身体表現(演技)など、歌い手ならだれでも知りたいと思う話題を満載。ボディ・マッピングの創始者バーバラ・コナブルによる「推薦のことば」と「あがり症の対処法」つき。
目次
第1章 はじめに
第2章 バランスをとる6つの場所
第3章 呼吸のマッピング
第4章 喉頭のマッピング―歌声を創る
第5章 共鳴のマッピング―声を響かせる
第6章 調音のマッピング―コミュニケーションとしての歌
第7章 歌手のための身体表現
付録A あがり症の対処法(バーバラ・コナブル)
付録B ボディ・マップの科学的根拠(T.リチャード・ニコルス)
付録C 関連書籍と日本人指導者リスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sachi
7
声帯や声帯の周りの筋肉、骨格、関節は見えなくてなかなかイメージするのが難しいから何度も図を見ます。舌ってこんなに大きかったのかとか、軟口蓋をあげる筋肉のとか、本当にあいまいでミスマッピングするしかないような指導が多い中この本はすごく勉強になりました。唇の使い方や気道についてもすごく重要なのがわかりました。この本は欲しい2015/02/20
aoi
3
解剖学の勉強を始めてから再読。例えやエクササイズが多く初心者向けである反面、冗長さを感じた。解剖学的視点以上に、それをどう解釈するか、どういう言葉を添えるかということが役立つ。2014/05/12
Tomoko 英会話講師&翻訳者
2
骨格はなんとか、でも筋肉の部分が理解不能。言葉を発するのにこれだけの身体の部分を使っているとは。アレクサンダーテクニークのレッスン受けたい。アーティキュレーション(調音)6章。2018/05/01
aoi
2
身体に対するイメージが一変します。また姿勢の捉え方についても。 うたに悩みを持つ者なら誰でもヒントを得る思う。2014/01/07
Mrs.Holmes
2
すばらしい本です。もっと自由に、自分の思い通りに歌えるようになるための全てがここにあります。歌が本当に好きで、一生懸命がんばるのになかなか芽がでなくて苦しんでいる人に読んでもらいたい本です。実際、私も自分が本当に教えてもらいたかったことは先生からではなく、この本に教えてもらいました。「楽をして、なおかつ演奏家として成功する道はありませんが、その苦労は報われ、人間性の深い部分を保つことができます・・・その報酬は大きいというべきでしょう」。2010/08/17