音楽家の身体メンテナンスＢＯＯＫ

ジュベット，ジャウマ・ルセット・イ〈Ｌｌｏｂｅｔ，Ｊａｕｍｅ Ｒｏｓｓｅｔ ｉ〉/オーダム，ジョージ【著】〈Ｏｄａｍ，Ｇｅｏｒｇｅ〉/ジーリ，アクセル・ウリベーラス・イ【イラスト】〈Ｇｉｌｉ，｀Ａｘｅｌ Ｏｌｉｖｅｒｅｓ ｉ〉/中村 ひろ子【訳】

春秋社（千代田区）（2008/12発売）

• サイズ B5判／ページ数 133p／高さ 22cm
• 商品コード 9784393935224
• NDC分類 760.7
• Cコード C0073

内容説明

スポーツ医学を応用したすべての音楽家のための毎日のカラダづくりマニュアル。

目次

１　基本的な機能
２　音楽家の問題点
３　身体と楽器の調和
４　楽器と環境
５　身体の構造
６　心と音楽
７　トラブル解決法

著者等紹介

ジュベット，ジャウマ・ルセット・イ［ジュベット，ジャウマルセットイ］［Ｌｌｏｂｅｔ，Ｊａｕｍｅ　Ｒｏｓｓｅｔ　ｉ］
バルセロナ大学で医学博士号を取得。専門はスポーツ医学および整形外科。１９９０年代始めからバルセロナ近郊のマンレサ総合病院で音楽家のための医療に関わるようになり、２００１年には芸術医学部を創設した。現在、テラッサ芸術医学生理学学院医学部長、科学芸術財団理事、コンスタンツ＝テレサ・ジストニア・プログラム共同理事

オーダム，ジョージ［オーダム，ジョージ］［Ｏｄａｍ，Ｇｅｏｒｇｅ］
ギルドホール音楽演劇学校（ロンドン）の調査人材教育部門長およびバース・スパ大学名誉教授（音楽教育）。作曲家でもあり、芸術に関する文筆や講演を幅広く行っている。作曲をＡ．ゲール、Ｊ．ハーヴェイ、Ｈ．ケラーに師事、子供のための作品は英国だけでなく広くヨーロッパやオーストラリアで演奏されている

ジーリ，アクセル・ウリベーラス・イ［ジーリ，アクセルウリベーラスイ］［Ｇｉｌｉ，｀Ａｘｅｌ　Ｏｌｉｖｅｒｅｓ　ｉ］
カタルーニャのテレサ生まれ。ラジオ・テレビ、広告代理店などで、アナウンサー、台本作家、イラストレーターとして活動。２００６年晩秋、交通事故で亡くなる

中村ひろ子［ナカムラヒロコ］
１９５９年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。コンサートの企画制作のかたわら、編集・執筆・翻訳に携わる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kaizen@名古屋de朝活読書会]

楽器だけでなくパソコンを使う際の注意もある。キーボードつながりかも。音楽家の問題点として「身体より楽器を大事にする」「バランスの悪さを調整しない」「身体によくないテクニック」「身体と楽器が合わない」「身体全体の健康を考えない」「劣悪な環境」などなど。子供向けには、個々の楽器ごとに子供の身体的発達、精神的な発達似合わせた、演奏法の指導法を具体化するとよいことが分かった。「音楽家の身体の部品にスペアはありません」各章にあるクイズ、え、どれが正解？ってわかんないものざくざく。だめじゃん俺。

2013/08/01

[こなやぎ]

楽器と長く実りあるお付き合いをするためのいくつかの注意点をまとめてある理論書。すべては演奏するのにベストな身体を作るために、仕事中や食生活、睡眠にも気をつけるという徹底した姿勢。プロやプロ志向じゃなくても、これらの注意を守ることはよいことなので、出来るだけ取り入れたい。 「コンディションのピークである練習時間の中盤に難所をやる」「30分に1度は休憩する」「練習の前後にストレッチ」等、具体的なアドバイスもたくさん。図版もたくさん。

2014/07/25

[あまがえる]

様々な楽器、声楽に対応。外国の本なのでイラストが多く、章末にはクイズもあってユーモラス。広く浅くといった内容。ただ、この内容で２５００円は高いな。

2012/04/21

[halfpint]

いい本。いい本あるなー。とくに勉強になったのは「手の自然な形」という図説でした（いまさら言うことかという気もしますが）。

2015/12/12

[0422]

とてもいい。音楽家でなくても身体の使い方はこの本で学ぶ価値ある。

2015/09/16