内容説明
作曲家の強靭な精神と豊穣な音響はどこから生れ、どこへ向かうのか。音楽評論家との対話から浮かびあがる「見えないもの」の豊かさ。
目次
第1の対話 湧き水を見つける(作曲=戦略?;音の「かたち」の記憶 ほか)
第2の対話 もの・音・ひと(アイデアと扉;異なった欲求 ほか)
第3の対話 言葉の海で(句読点;フランス/日本 ほか)
第4の対話 つなぐ(桐朋で;新旧のつなぎ手 ほか)
第5の対話 旅する(旅の風景;向き合う/聴き合う ほか)
著者等紹介
三善晃[ミヨシアキラ]
作曲家。1933年東京生れ。東京大学文学部卒業(フランス文学専攻)。在学中の53年に「トリオ・ソナタ」で第22回音楽コンクール作曲部門第1位受賞。55~57年、フランス給費留学生としてパリ国立高等音楽院に留学。桐朋学園大学学長(74~95年)、東京文化会館館長(96~2004年)を歴任。日本芸術院会員。著書多数
丘山万里子[オカヤママリコ]
音楽評論家。東京生れ。桐朋学園大学音楽部作曲理論科卒業(音楽美学専攻)。同大学助手を経て音楽評論の道に入る。87年音楽財団のスカラシップを得てウィーン留学。92年ミュンヘン遊学。「音楽現代」誌第1回新人評論新人賞受賞。99~2002年、音楽批評誌「ブリーズ」編集・発行人。現在、日本大学文理学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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