ピアニストその人生

ピアニストその人生

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  • サイズ B6判/ページ数 245,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393934968
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0073

内容説明

芸術への限りない畏怖と憧憬。理想を追い求め厳しく自己と闘いつづけた、一人の音楽家の生の軌跡。

目次

1 ピアニストその人生(修行時代;デビュー、そしてフランス留学;ヨーロッパ・デビューとドイツの暮らし;日本で)
2 デビューのころ―日記から(一九五七年七月一九日‐一一月一六日)(出発;ベルリン到着;バイロイト音楽祭;ロロフ教授;総領事館公邸演奏会 ほか)

著者等紹介

園田高弘[ソノダタカヒロ]
ピアニスト。1928年生。レオ・シロタ、マルグリット・ロン、ヘルムート・ロロフに師事する。東京音楽学校(現・東京藝大)を卒業後、渡欧。ドイツと日本を拠点に多彩な演奏活動を展開した。1985~2002年園田高弘賞ピアノコンクール主宰。1980年日本芸術院会員、98年文化功労者顕彰。2004年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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くまこ

5
レオ・シロタさんの評伝とあわせて本書を読むと、戦前・戦後の日本音楽界の教育事情がわかって興味深かった。ヨーロッパでのエピソードは、小澤征爾さんのエッセイと同じくらい楽しい。こなれている文章ではないが、独特のタッチが音楽ファンの小耳をくすぐる。巻末の演奏歴やディスコグラフィーがとても便利で、バッハとベートーベンのCDを真っ先に聴いた。日本のクラシック黎明期に思いを馳せながら。2015/10/15

yk_tani

1
筆者が凄まじい努力家であることに感銘を受けた。芸術に一生涯向き合い続けるということは並大抵のことではないのだろう。また、一つのスタイルだけに囚われてはいけない、とくに日本人は異質な西洋音楽を学ぶにあったては多面的な捉え方が必要である、との考えはナルホドと思った。現代音楽も含めて、西洋音楽について理解を深めることが大切に思える。また、往年の名音楽家達との交流や、演奏会の率直な感想がたくさん載っていて、こちらもとてもおもしろかった。きっとそのうち再読することになるだろうと思った。オススメ。2013/05/12

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