光の雅歌―西村朗の音楽

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  • サイズ B6判/ページ数 353,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393934739
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0073

内容説明

魂をゆさぶる振動と渦、目眩くヘテロフォニー。アジア的音宇宙の生成を語る。作品誕生のダイナミズムをめぐる杉浦康平との対話も収録。

目次

振動と渦の音楽―西村朗の創造精神
1 対話(精神のゲートとしての音楽;目覚め;アカデミズムのなかで;模索;ヘテロフォニー ほか)
2 自作解題
3 作品誕生のダイナミズムを聞く(西村朗;杉浦康平)

著者等紹介

西村朗[ニシムラアキラ]
作曲家。1953年、大阪市生まれ。73年、東京芸術大学作曲科入学。80年、同大学大学院修士課程修了。在学中よりアジアの伝統音楽、宗教、美学、宇宙観等に関心を抱き、そこから導いたヘテロフォニーなどのコンセプトにより多数の作品を発表。日本音楽コンクール作曲部門第一位(74年)、エリザベート国際音楽コンクール作曲部門大賞(77年)、ルイジ・ダラピッコラ作曲賞(77年)、尾高賞(88、92、93年)、中島健蔵音楽賞(90年)、京都音楽賞・実践部門賞(91年)、日本現代芸術振興賞(94年)、エクソン・モービル音楽賞(2001年)、別宮賞(02年)、サントリー音楽賞(05年)等を受賞。1993~94年にオーケストラ・アンサンブル金沢の、そして94~97年には東京交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスをつとめた。東京音楽大学教授。いずみシンフォニエッタ大阪・音楽監督

沼野雄司[ヌマノユウジ]
音楽学者、批評家。1965年、東京生まれ。東京芸術大学大学院博士後期課程修了。博士(音楽学)。二〇世紀音楽に関する論文、学会発表が多数あるほか、NHK‐FMへの出演、読売新聞における音楽批評、演奏会の企画等、多面的に活動。東京音楽大学助教授
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感想・レビュー

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hr

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久々の再読。沼野雄司との対話、西村朗自身の作品解説、杉浦康平との対話、年表や写真などで構成されている。この作曲家の世界を知るためには欠かせない書。沼野との対話で、湯浅譲二が西村作品にヴォルフガング・リームとの類似性を指摘していること、岩城宏之が「二台のピアノと管弦楽のヘテロフォニー」を評価していること、武満徹が「太陽の臍」を評価していること、などを再確認。2018/03/02

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