出版社内容情報
ジョン・ケージからフランク・ザッパまで、戦後の音楽に多大な影響を及ぼした前衛音楽の旗手エドガー・ヴァレーズの本格的評伝。ケージやシュトックハウゼンら戦後の前衛音楽のみならず、フランク・ザッパやチャーリー・パーカーなど、ロックやジャズの世界にも大きな影響を及ぼした20世紀前衛の旗手エドガー・ヴァレーズ。その激動の生涯を追う日本語初の本格的評伝。詳細な年譜、主要楽曲への解説つき。
沼野 雄司[ヌマノユウジ]
著・文・その他
内容説明
20世紀の音楽界でただひたすらに新しい音響の創出のみを志した作曲家ヴァレーズの、波乱に満ちた生涯と、その比類なき創作の軌跡。前衛の砂漠を往く孤高の作曲家、日本語初の本格的評伝。年譜・主要楽曲解説つき。
目次
序章 パリ・シャンゼリゼ劇場 一九一三/一九五四
第1章 ヴィラール/トリノ/パリ
第2章 若きエディプスの救済
第3章 複数形のアメリカ
第4章 ICGの興亡 一九二〇年代の闘争
第5章 前言語への志向 一九三〇年代のヴァレーズ1
第6章 「パン・アメリカン」という幻影 一九三〇年代のヴァレーズ2
第7章 未完の代表作『空間』 一九三〇年代のヴァレーズ3
第8章 電子の詩
第9章 夜のなかへ
著者等紹介
沼野雄司[ヌマノユウジ]
1965年東京生。東京藝術大学大学院博士課程修了。博士(音楽学)。現在、桐朋学園大学教授。2008年から2009年にかけてハーヴァード大学客員研究員。国内の音楽関係学会はもとより、様々な国における国際学会で講演および発表を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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