バッハ ロ短調ミサ曲

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  • サイズ A5判/ページ数 201p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393931950
  • NDC分類 765.3
  • Cコード C0073

出版社内容情報

バッハ音楽の最高峰の全貌を世界的な音楽学者が最新資料を基にまとめあげた研究を斯界の第一人者が精魂込めて訳出した注目の書。

内容説明

バッハ声楽芸術大全“普遍性”志向の証し。音楽創造の集大成たる偉大な記念碑。最新の研究成果に基づく作曲プロセスの全貌と歴史的意味。

目次

歴史的展望―作曲史と作用史(作品史の概観―バッハのオリジナル・スコア;拡大される視野―バッハのラテン語教会音楽;時代の移り変わり―典礼音楽と宗教音楽;光輝変わりゆく芸術作品―いわゆる“ロ短調ミサ曲”)
音楽の諸相―部分と全体(ミサ曲(キューリエとグローリア)
ニカイア信条
ザンクトゥス
オザンナ、ベネディクトゥス、アグヌス・デーイドーナ・ノービス・パーツェム)
「大カトリック・ミサ曲」―総決算にして遺産

著者等紹介

ヴォルフ,クリストフ[ヴォルフ,クリストフ][Wolff,Christoph]
1940年、ドイツ生まれ。米ハーヴァード大学(マサチューセッツ州ケンブリッジ)音楽学主任教授、独フライブルク大学名誉教授、ライプツィヒ・バッハ・アルヒーフ所長。ベルリン、フライブルク、エアランゲン(1966年に博士号取得)で学んだ後、エアランゲン、トロント、ニューヨーク・プリンストンで教鞭を執り、1976年にハーヴァード大学着任。同大学で音楽学部長、図書館長代理、1992‐2000年には芸術・科学大学院学部長を務める。アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学学会、ライプツィヒ・ザクセン学術アカデミー、ザルツブルク・モーツァルテウム・モーツァルト研究アカデミー各会員、パッカード・ヒューマニティース・インスティテュート(カリフォルニア)理事。多くの学術賞を受賞しており、そのうちにはいくつかの名誉博士号、ロンドン王立音楽協会デント・メダル(1978年)、フンボルト研究賞(1996年)、ドイツ連邦功労賞連邦功労十字章(2001年)、王立音楽アカデミー・バッハ賞(2004年)がある

礒山雅[イソヤマタダシ]
1946年、東京に生まれる。松本深志高校から東京大学に進み、同大文学部と大学院で、美学芸術学を専攻。1977年、国立音楽大学の専任教員となり、現在同大学教授。図書館長、理事を歴任。専攻は音楽美学・西洋音楽史で、とくにバッハ研究で知られる。1985年、『バッハ/魂のエヴァンゲリスト』(東京書籍、2010年講談社学術文庫として再刊)により、第1回辻荘一賞を授与される。他に、『マタイ受難曲』(東京書籍、第9回京都音楽賞研究評論部門賞を受賞)などの著作、訳書がある。2007年より日本音楽学会会長。毎日新聞の音楽批評執筆者、大阪いずみホール音楽ディレクターとして、実践にもかかわっている。住友生命健康財団、日本ワーグナー協会、サントリー芸術財団理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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