出版社内容情報
バイロンの死の直後に初演された第九は西洋文化史を一変させる衝撃作であった。第九誕生の背景とそこに込められたメッセージを探る。
【著者紹介】
1946年生。音楽ジャーナリスト。邦訳『トスカニーニの時代』。米国有力紙誌に600超の音楽記事を寄稿。カーティス音楽院で教える。
内容説明
「ナポレオン後」の時代、抑圧と超保守的ナショナリズムに対し一人の作曲家が渾身の「反論」を試みた…西洋史を変えたベートーヴェンの衝撃作。
目次
1 「第九」初演の日―一八二四年五月七日(ウィーンの最新のニュース;オーストリア人のあほうどもめ!;「私を苛め続けるこの苦悩」)
2 一八二四年のヨーロッパ(会議は踊る;ロマン主義=安堵+失望+抑圧?;自由への闘い;絶対君主と反逆児;ナポレオン後のフランス;ハインリヒ・ハイネ)
3 「第九」のイメージ(音楽的なイメージ;音楽は何を伝えるのか;「第九」解読の試み)
4 新たな始まり(ベートーヴェンとロマン主義;ベートーヴェンのあとで一体なにができるだろう?)
著者等紹介
サックス,ハーヴェイ[サックス,ハーヴェイ] [Sachs,Harvey]
1946年アメリカ生まれ。音楽研究者、ジャーナリスト。30年近くヨーロッパ(とくにイタリアとスイス)で暮らし、現在は北米を拠点に活動。カーティス音楽院(フィラデルフィア)で教鞭をとる
後藤菜穂子[ゴトウナホコ]
桐朋学園大学音楽学部卒業、東京芸術大学大学院修士課程修了。音楽学専攻。英国ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ博士課程を経て、現在ロンドンを拠点に音楽ライター、翻訳家、通訳として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hirohito Kuno
Decoy
breguet4194q