出版社内容情報
不滅の名曲、誕生の秘密。作曲中のインスピレーションはどのようにしておとづれるのか。ブラームス、シュトラウスをはじめ6人の大作曲家と交わした「創造」をめぐる対話集。
優れた音楽に内在する聴衆を鼓舞する力はどこからくるのか。創造をテーマになされた
貴重な対話の記録。アメリカの音楽ジャーナリストがまとめあげたブラームス、Ｒ・シ
ュトラウス、プッチーニ、グリーグ、ブルッフ、フンパーディンクらの肉声。
★おすすめポイント! 作曲家は楽想（インスピレーション）をどのように受けとめ、作品として形づくっていのか。筆舌にしがたいこの課題を見事に引きだした画期的な芸術論。
内容説明
作曲中のインスピレーションは、どのようにしておとずれるか。６人の大作曲家と交わした創造をめぐるディアローグ。
目次
ヨハネス・ブラームス
リヒャルト・シュトラウス
ジャコモ・プッチーニ
エンゲルベルト・フンパーディンク
マックス・ブルッフ
エドヴァルド・グリーグ
著者等紹介
吉田幸弘［ヨシダユキヒロ］
１９５５年北海道小樽市に生まれる。外資系企業等でシステム関連の仕事に従事。１９９３年青山学院大学国際ビジネス専攻修士課程修了。音楽に見られる精神性と聖書との関係に興味を持つ
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感想・レビュー
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うな坊
4
不自然さ多数。ブラームスが出版を50年禁じたという話自体が信じがたいが、他の作曲家の話を取材当時に出版しなかったのはおかしい。他の作曲家からの要望は特になかったはずで、まとめて50年後に出版というのは不自然。翻訳にも問題あり。重大な理由もないのに書名を改変したり、恣意的なルビを付けたりして、訳業が全体的に誠実さを欠いており、それが内容をいっそう、禍々しく思わせてしまっている。原書の出版以来、この書の内容に種々の議論があったはずだが、それについて何も触れていないのは不親切。訳者は中味に心酔するばかり。2012/04/21
むっち
3
ブラームスの項が特に面白い。作曲家の視野の広さはさすが。2020/04/30
