ハイドンのエステルハージ・ソナタを読む

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  • サイズ B6判/ページ数 210,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393931530
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C0073

出版社内容情報

宮廷付作曲家が様々な制約の中で生みだした、アイデアとタイミングが勝負の凄味ある音楽。後代の芸術音楽の分析法を捨て、音楽を「読む」新しい言葉を発見する刺激的な書。

内容説明

後世の音楽を聴き慣れてしまった耳には、ハイドンの音楽の凄味はわからない。我々の耳を微調整し、古典派以前の音楽に対する新たな聴き方、表現する言葉を発見する試み。

目次

第1章 クレオールとしてのハイドン(境界のうえで;軍事と音楽 ほか)
第2章 多彩さのアレンジ(「クラヴィーア・ソナタ」?;ハイドンのクラヴィーア・ソナタを概観する ほか)
第3章 冒頭楽章の戦術(「新しい」様式―第36番第1楽章;「古い」様式―第37番第1楽章 ほか)
終章 ハイドンを「読む」ということ(ブレに賭ける;動機、和声、形式の分析ではない ほか)

著者等紹介

伊東信宏[イトウノブヒロ]
1960年京都市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。リスト音楽院、ハンガリー科学アカデミー音楽学研究所バルトーク・アルヒーフなどに留学。現在、大阪教育大学助教授。著書に『バルトーク』(中公新書、1997年、第7回吉田秀和賞受賞)
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感想・レビュー

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バジルの葉っぱ

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チェンバロ、フォルテピアノ、そしてピアノへと変遷する時代を生きたハイドン。鍵盤用のソナタ初期の作品エステルハージソナタはチェンバロの語法で書かれているという。普通ハイドンはチェンバロでは弾かれないです、フォルテピアノですね(クラヴィコードでも若干弾かれてる様子)。その理由を探るべく試しに実際チェンバロでエステルハージソナタを弾いてみようと画策中。なぜチェンバリストはハイドンを弾かないのか、弾けば案外いけちゃうものなのか…2013/11/01

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