カリスマフード―肉・乳・米と日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393751244
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0039

出版社内容情報

食べ物を超えたカリスマ的パワーを付与され、国の食料政策と深くか関わってきた肉・乳・米から、私たちの来し方をたどる。明治維新から150年。長いようで短いこの期間、日本ほど食生活を激変させた国は他にあっただろうか。欧米への憧れ、戦争と政治、メディアの変遷が食生活を目まぐるしく変化させてきた。なかでも、肉・牛乳・米は別格である。食べ物を超えたカリスマ的パワーを付与され、つねに国の食料政策と深くかかわってきた「カリスマフード」から、私たちの来し方をたどる。

畑中 三応子[ハタナカミオコ]
1958年生まれ。編集者・ライター。編集プロダクション「オフィスSNOW」代表。『シェフ・シリーズ』と『暮らしの設計』(ともに中央公論新社)編集長を経て、プロ向けの専門技術書から超初心者向けのレシピブックまで幅広く料理本を手がけるかたわら、近現代の流行食を研究・執筆。著書に『ファッションフード、あります。――はやりの食べ物クロニクル 1970-2010』(紀伊國屋書店)、『体にいい食べ物はなぜコロコロと変わるのか』(ベスト新書)、『ミュージアム・レストランガイド』(朝日新聞出版)、「七福神巡り――東京ご利益散歩」(平凡社)、『おやじレシピ』(オフィスSNOW名義、平凡社)、共著に『東京バスの旅』(文春新書)がある。

内容説明

明治維新から150年。長いようで短かったこの期間で、日本ほど食生活を激変させた国は他にあっただろうか。肉・牛乳・米は、ときに奇跡の妙薬として特別なパワーを付与され、国の政策とも深くかかわってきた。私たちの健康信仰と変身願望に火をつけ、食卓を劇的に変えた張本人でもある。これら「カリスマフード」の受容のドラマから、変わりゆく時代、変わらない人間の精神史をたどる。

目次

第1章 肉(フランスの宮廷料理だったジビエがにわかにブーム;ジビエを食べて環境保全に貢献;日本人はずっと肉を食べていた ほか)
第2章 乳(「牛乳は体に悪い」という言説;ヒートアップした牛乳論争;乳糖不耐症とアメリカの「陰謀論」 ほか)
第3章 米(美容体操からダイエットへ;タレント・ダイエットと一品ダイエットの蔓延;「医学的に正しいダイエット」の台頭 ほか)

著者等紹介

畑中三応子[ハタナカミオコ]
1958年生まれ。編集者・ライター。編集プロダクション「オフィスSNOW」代表。『シェフ・シリーズ』と『暮しの設計』(ともに中央公論新社)編集長を経て、プロ向けの専門技術書から超初心者向けのレシピブックまで幅広く料理本を手がけるかたわら、近現代の流行食を研究・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

38
牛肉、牛乳、白米と日本人。食文化を通して明治からの健康論争を辿る。食いしん坊には楽しいテーマ。日本人は新しもの好き、でも白米がやっぱり大好き。牛肉の章では外食チェーンの先駆者「いろは牛肉店」のエピソードがすごい。都内21店舗全て妾に経営させてたとか! 牛乳の章では山手線内にも乳牛飼ってる牛乳屋さんがいっぱいあったとか。水道橋にあった愛光舎は今はハンバーガー屋さんになってるらしい(そして食べログでみたら旨そー! 行きたい!)。白米の章はダイエットの歴史が楽しい。糖質制限に至る歴史が よくわかる!2017/06/02

yyrn

7
明治維新を経て海外の進んだ軍事力や科学技術に一日も早く追いつこうと富国強兵にまい進する日本にとって、体格が劣ることも屈辱と捉え、肉や牛乳を食する西洋化を進めていく過程が丁寧に紹介されており、当時の為政者らがどのように国づくりを考えていたのかが食を通じてよくわかる本。様々なダイエット法や健康本があふれる現代だが、明治期にすでに科学的に栄養学が考えられ大衆を啓蒙していたことに驚く。なお、牛鍋屋や牛乳販売など維新後に元武士たちが身分を捨て、四つ足の穢れ意識を打破し、新商売や帰農に真剣に取り組んだ凄みを感じた。2017/04/03

よねも

3
現代のジビエ料理やスーパーフードなどの「ファッションフード」と同様の事例として、肉・乳・米について、日本の歴史を紹介した本。肉・乳については、明治維新前後の日本人の健康・体質改善のために広まったという話、米についてはダイエットや脚気の原因の過去の研究・議論を交えて紹介されていた。色んな雑学を知れて面白い内容でした。明治の牛鍋屋が日本最初の外食チェーン店であるとか、ビアホールに倣って「ミルクホール」ってお洒落なお店があったとか。幕末の蘭学医である松本良順が洋食の普及に尽力していたとは知らなかった。2017/03/05

72ki

1
最高におもしろかったし、それに腹へった2019/09/18

ちり

1
あー、脚気の原因をめぐる論争は理論と研究のドイツ医学派VS臨床のイギリス派の争いだったわけか(『ホメオパシーとヴィクトリア朝イギリスの医学』を読んだ直後だったのでそこらへんがすっと飲み込めた)。しかし米の消費量が多かった頃の食事バランスが極端すぎるな。牛乳は第二次大戦後にアメリカの強制で消費するようになったイメージに反しては明治期からそれなりに消費されてたよってくだりは知らない話ばかりで面白かった。そうだよな、洋食があるんだし。アイコウシャ のハンバーガーは何度も食べたことある!そんな由来のお店だとは…2019/09/05

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