香りの力―心のアロマテラピー

熊井 明子【著】

春秋社（千代田区）（2014/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 181p／高さ 20cm
• 商品コード 9784393741566
• NDC分類 141.23
• Cコード C0095

出版社内容情報

ポプリ専門家の最新エッセイ。思い出が蘇る香り、愛の香り。四季の草花から線香まで、香りが私達にそっと働きかける不思議な力とは。

香りは人生を味わい深くしてくれる。思い出に寄りそう香り、背筋をのばしたくなる香り、愛の香り…。四季の草花から線香まで、香りが私たちにそっと働きかける、不思議な力とは。

【著者紹介】
作家。長野県松本生まれ。信州大学教育学部（松本分校）修了。映画監督熊井啓と結婚。長年ポプリの研究につとめ、ハーブにも造詣が深い。1999年『シェイクスピアの香り』をはじめとする著作活動に対し、山本安英賞を贈られる。『めぐりあい』『夢のかけら』『シェイクスピアの妻』（いずれも春秋社）、『シェイクスピアのハーブ』『愛のポプリ』ほか著作多数。

内容説明

だれかを愛する時も、くじけそうな時も、香りはいつも私たちにそっと寄りそっている。四季折々の花から、文学や映画、旅を彩るハーブまで、人生を味わい深くする香りをめぐるエッセイ。

目次

１章　花と香りで楽しい人生（背筋を伸ばして歩きたくなる香り；思い出に寄りそう香り；優しく包んでくれる香り；心と体に力を与えてくれる香り；愛の香り；そっと背中を押してくれる香り）
２章　花の歳時記（睦月；如月；弥生；卯月；皐月；水無月；文月；葉月；長月；神無月；霜月；師走）

著者等紹介

熊井明子［クマイアキコ］
作家。長野県松本市生まれ。信州大学教育学部（松本分校）修了。映画監督熊井啓と結婚。長年ポプリの研究につとめ、ハーブにも造詣が深い。１９９９年、『シェイクスピアの香り』（東京書籍）をはじめとする著作活動に対し、第７回山本安英賞を贈られる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ケロコ]

香りは記憶と結び付いているとも言われる。具体的な匂いだけでなく、記憶に纏わる感覚の香りもある。嫌いな香りは忘れたい思い出と一体となっているそうだ。好きな香りを増やして良い思い出を増やす。意識的に瞬間の香りを記憶することを心がけることにしよう。シェイクスピアも源氏物語も香りとこんなにも密接であったことを知り興味が持てた。薔薇がもたらす効能も然り。作中で紹介されていた中国映画の『ラベンダー』は是非観てみたいと思う。香りの力に助けられ、潤いのある日々を送れることが出来たら幸せである。

2015/02/03

[ぶっく]

図書館。色々な文学や映画などの香りのことが中心にかかれたエッセイ。知的と書くととっつきにくくなってしまうが、そんなことのないすてきな語り口のエッセイ。色々な香りについて書いてあるが、猫のにおいのお話に共感してしまった。

2017/02/04

[ココマ]

熊井さんの本には、よく本の紹介や引用が出てきて、それがどれも面白そうで、本を購入するときの参考になる。熊井さんは単純に日常のエッセイを書いていないから魅力あるのか、ちょっとそこが不思議だ。美と知の連続に長年飽きない。

2015/10/03

[蒼１２２８]

図書館。リスンという、京都のお香のお店が気になった。ネーミングも説明文も素敵。

2016/02/29

[ひとひら]

★★★★

2014/12/23