オーガニックラベルの裏側―21世紀食品産業の真実

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オーガニックラベルの裏側―21世紀食品産業の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393741559
  • NDC分類 588.09
  • Cコード C0061

出版社内容情報

グローバリズムの実態と、大量生産・廃棄構造から脱する方法を満載した今最も読むべきノンフィクション。日本の未来も見えてくる?!

気鋭の生物学者・ジャーナリストが、「環境と体に優しい」を謳いつつ、過剰生産・大量廃棄されるオーガニック食品の実態を体当たりルポ。共食いする鶏。産まれたその日にシュレッダーで切刻まれる雛。形が悪いだけでゴミ箱行きの野菜…。知られざる世界がここにある。

【著者紹介】
1980年生まれ。大学で生物学と応用植物学を専攻。グラーツの大学にてエコロジカル農業を教えるかたわら、農業生物学者として持続可能な農業と食品生産に関して研修・執筆。オーストリアを代表する農業ジャーナリスト。

内容説明

「環境と人に優しい」が売りのオーガニック食品。だが、その実態は…。有機養鶏や有機農業の知られざる現実、食品大企業の狡猾な広告戦略までを、徹底ルポ。食を私たちの手に取り戻すための具体策も満載!

目次

1 二つの世界を放浪する二週間
2 有機養鶏
3 スーパーマーケットとオーガニック食品
4 新しい挑戦
5 世界に食を―分散型食品流通システム
6 眠れる巨人を起こせ
7 まとめ 食品企業の権力を打ち破り、食生活を改善する方法

著者等紹介

アルヴァイ,クレメンス・G.[アルヴァイ,クレメンスG.] [Arvay,Clemens G.]
1980年生まれ。ウィーンとグラーツの大学で生物学と応用植物学を専攻。グラーツの専門大学にて「エコロジカル農業」を教えるかたわら、農業生物学者として持続可能な農業と食品生産に関するテーマを研究・執筆。オーストリア科学・環境フォーラム会員。オーストリアを代表する農業ジャーナリストとして知られる

長谷川圭[ハセガワケイ]
1993年に高知大学卒業、同年に渡独。ドイツのイエナ大学でドイツ語と英語の言語学(文法理論)を専攻し、1999年に修士号を取得。卒業後、同大学の教員として日本語やドイツ文法の授業を担当。2009年に翻訳家および日本語教師として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

26
オーガニックや無農薬農業を嫌悪する知人(農業従事者)の、「欺瞞だ」という感情的な言葉に驚き、いろいろ調べています。彼が正しいとしたら作物や生産物を管理する難しさでしょうか。チェック機能のあいまいさは確かに欺瞞なのかもしれません。ただ、努力し続けること、最善の道を探すための失敗を非難していたら先にはつながらないんじゃないかなあ。千葉の無農薬野菜を毎週購入している我が家ですが、そもそも始めた夫が形の悪さや価格、天候不良による野菜の少なさに不満をもらす度に「支えるむずかしさ」も実感しています。2018/05/22

そり

18
生産性を高めるかわりに繁殖力を失った、ハイブリッド種と呼ばれる家畜や野菜。業者に出荷するには、農家は指定されたハイブリッドの品種を企業から買いつづけなければならないという。お金を得るためには仕方ないとしても、その依存関係に危うさを覚える。うちの実家も小さな畑と田があるが、やはり種、肥料、燃料を外部に頼っている。長い目で見たとき、いずれ破綻するのは不自然なことではないと思う。持続可能なものを探しておいたほうが賢いか。2015/01/26

くりりんワイン漬け

11
驚きでした。日々購入する際に裏面を確認して購入をしているのですが、ヨーロッパからの輸入ものは、国内の何でもかんでもトレハロース、アミノ酸混入というような商品がすくなく結構お気に入りでした。 まあ成分表示されても、本書で書く内容が成分表示から見えるわけではないので、今回の情報はとても驚きでした。 ところで、国内のオーガニックとうたっている商品の生産裏側はどうなんでしょうか?このような点をジャーナリストやNPOが調査したレポートとか確認できないのかな?2016/06/11

nizimasu

8
グローバルに活動するオーガニックラベルというのは一体なんなのか。鶏肉は実はハイブリッド胸肉の多い種類が流通しているという。その工場の様子は、赤いライトの照る鶏舎にぎっしりと鶏が詰まっている様子はちょっとオーガニックのイメージとはほど遠い。オーガニックの野菜もしかり、実は、まったく無農薬とは違うもので、基準をクリアすればいい。そうした基準は誰が決めているのか、検査しているのは誰なのか。それが元を正せば、同じ企業の関係者だったりするという。まさにオーガニックラベルが儲かるという資本の論理が垣間見える2014/12/30

azu

4
オーガニックや有機=善、それ以外は悪、だけど見た目は画一的でキレイな物・虫もNGというような農作物に対する世間の風潮が気になり読んでみました。手間隙かかっていて大量生産できないから高いのかと思っていたけれど需要に対していつでも供給されるのがひっかかっていましたが、お金を出せば「オーガニック」という権利(?)が買えること、ニセモノがあること、食品偽装はよくあることだから確かに!とも思うけれど目から鱗でした。お金もうけのために「オーガニック」の偽ブランドが出回りませんように。2015/03/23

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