出版社内容情報
病理医が送る言葉の処方箋。病気であっても明るく前向きに生きる考え方と温かな言葉で、あなたらしく人生を豊かにするメッセージ。病気であっても病人でない暮らしをするために、病理医が送る言葉の処方箋。著者は、重い病を抱える患者さんとその家族を「がん哲学外来」を通じて、精力的に支援している。その人間学の基本的な考え方と言葉のエッセンスを本書に収め、誰もが自分らしく人生を最期まで豊かにする心のメッセージ。
樋野 興夫[ヒノオキオ]
著・文・その他
内容説明
2018年度朝日がん大賞長與又郎賞受賞。個性を活かして、病気であっても病人でない生活のために。明るく前向きに生きる考え方と温かな言葉で、病理医が贈る心のメッセージ。
目次
第1話 楕円形の精神で生きる(楕円形は懐が深い;尊いいのち ほか)
第2話 がん哲学を考える(あなたの細胞;がんは賢い ほか)
第3話 クオリティ・オブ・デスの世界(孤独に慣れる;一日一時間の静思 ほか)
第4話 がん教育のあした(言葉の処方箋;純度の高い専門性は社会を制す ほか)
著者等紹介
樋野興夫[ヒノオキオ]
医学博士。順天堂大学医学部(病理・腫瘍学)・国際教養学部教授(併任)。一般社団法人がん哲学外来理事長。恵泉女学園理事。東京女子大学理事。1954年島根県生まれ。癌研究会癌研究所、米国アインシュタイン医科大学肝臓研究センター、米国フォックスチェイスがんセンターなどを経て現職。2002年癌研究会学術賞、2003年高松宮妃癌研究基金学術賞、2004年新渡戸・南原賞、2018年朝日がん大賞、日本癌学会長與又郎賞。著書多数。がん患者の不安や悩みを受け止める「がん哲学外来」を2008年創設。そうした場がメディカル・カフェとして現在、全国約150ヶ所で展開されている。個人面談や講演を通じて、患者やその家族の支援を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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