実践 アレクサンダー・テクニーク―自分を生かす技術

アルカンタラ，ペドロ・デ【著】〈Ａｌｃａｎｔａｒａ，Ｐｅｄｒｏ ｄｅ〉/風間 芳之【訳】

春秋社（千代田区）（2011/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 282,／高さ 20cm
• 商品コード 9784393713792
• NDC分類 498.3
• Cコード C0011

出版社内容情報

ビジネスでも有効な、いま注目の自己啓発スキルの入門書。心身の健康を保ちつつパフォーマンスの質を高め本当の達成感を得るために。

内容説明

日常をより豊かに人間らしく生きるために―究極のライフスキル（生き方の技術）としてのアレクサンダー・テクニーク、その原理と実践法のすべて。

目次

１　アレクサンダー・テクニークの原理
２　自己の使い方
３　抑制と方向づけ
４　テクニークのレッスン
５　感情
６　健康と幸福
７　スポーツとエクササイズ
８　舞台芸術
９　テクニークの先生

著者等紹介

アルカンタラ，ペドロ・デ［アルカンタラ，ペドロデ］［Ａｌｃａｎｔａｒａ，Ｐｅｄｒｏ　ｄｅ］
チェリスト、歌手、アレクサンダー・テクニーク教師。Ｆ．Ｍ．アレクサンダーの直弟子であったパトリック・マクドナルドに師事し、１９８６年に公認資格を取得。世界各地でマスタークラスやセミナーをおこない、アレクサンダー・テクニークの普及と、次世代の教師の養成に尽力している。文筆家としても評価が高く、小説などいくつかの著作があるほか、オックスフォード大学出版局の“Ｔｈｅ　Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ　Ｍｕｓｉｃｉａｎ”シリーズでは編集責任者を務める

風間芳之［カザマヨシユキ］
演奏家、通訳・翻訳者。早稲田大学卒業後留学し、ハーグ王立音楽院などで歴史的鍵盤楽器を学ぶ。トン・コープマン、ジョス・ファン・インマゼール、ヴィーラント・クイケンらに師事。オーストリアのシェルディングのオルガン・コンクール、ベルギーのブルージュ古楽コンクール室内楽部門で優勝。ヨーロッパ各地で演奏活動のほか、オペラの音楽監督助手等も務める。アレクサンダー・テクニークを、メラン・Ｊ・ポプラー、ポール・バージらに師事。英蘭仏語の翻訳もおこなう（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Greatzebra]

かなり以前から読みたいと思い積んどいた本。非常にわかりやすく本格的に習ってみたいと思うが、調べてみても近くには先生がいない。アレクサンダー・テクニークを学び出すと身近な人を変えたくなるが、そうではなく、自分にとっても世界にとっても最良なのは自分を変えることである。これは本当にそうだと思う。とにかく自己流でやってみてる。

2016/09/23

[Wataru Hoshii]

主に音楽方面からアレクサンダー・テクニークになんとなく興味があったので、読んでみた。自己（self）を身体と心に分けない原理はシンプルだしわかりやすい。しかし実践部分の記述が全然わからない。「背骨にそって上方向に考える」とは一体どういう意味でしょうか。「緊張」という言葉も、日常的な語法とは少し違う感じがした。著者も最初から記述をあきらめているふしがあるし、あとは実際にレッスンに行ってくれということなのかもしれないが、実際にレッスンにお金を払う前にもうちょっと知りたいというのが正直なところかな。

2011/10/20

[双己―漫画以外]

ギター教わってるひとからこれについての本を読んでみてはどうかと言われまず一冊目。 ここまでの理解としては ・目的のことを直接やろうとするのでなく、体の使い方を正しくすることによって目的を達成する。 ・精神と肉体は不可分。 ・事象は受け取った人の感じ方次第。感じ方をコントロールできるようにする。 ・感情や感じ方は外界への内臓の反応を脳が解釈したものである。肉体に起こる反応がすなわち感情である。 なるほど。

2014/06/14

[0]

「あなたはここに何かのエクササイズをしにくるのではないし, 正しいやり方を習いにくるわけでもありません。 間違いを起こさせるような刺激にちょく面したときに上手に切り抜けて行く方法を学ぶことが目的なのです」

2015/08/18

[ほんのみちを]

アレクサンダー・テクニークを深く学べる良書。 「身体と心とを分けて考えることは誤り」 「正しく使うことより、誤用をやめることの方が重要」 この二点が強く記憶に残る。 何度も読みたい。

2020/07/14