出版社内容情報
腰痛・関節痛・肩こりの原因が身体の構造的異常ではない。投薬,手術,物理療法によらないこの画期的治療プログラムを読んで理解するだけで,痛みから解放される。
内容説明
腰痛、肩こり、関節痛患者が最後に読む本。投薬・手術・物理療法によらない画期的治療プログラムを紹介。
目次
第1章 TMS(緊張性筋炎症候群)とは何か
第2章 TMSの心理学
第3章 TMSの生理学
第4章 TMSの治療
第5章 従来の診断
第6章 従来の治療
第7章 心と身体
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
21
その痛み、身体が痛いのではなく、心が痛いのかもしれませんよ。痛みの原因が身体の構造的な異常がきっかけなのではなく、その出来事を通して心に負った不安や怒りというストレスにあることを解説してくれていました。心よりも身体が痛みを感じた方がまし、という一文に人間の凄さを感じました。2019/01/20
MIHOLO
12
痛みがメンタルに影響されるとわかってはいたけど、現実に座れない位の痛みやMRIのヘルニアを見ると、やはり骨格的、医学的に問題があるからだと、余計メンタルから切り離し内面を見ずに、というか見れずに治療に走ってしまう。思えば偏頭痛、不眠や胃痛と症状を量産してきた。それでも無視して乗り越えようとしたら坐骨神経痛で動けなくなった。そうまでして内面の問題から目を背けさせる脳のやり方は、あまりといえばあまりではないか!自分を守るためのはずが攻撃してる。誤作動としか思えないこの脳と向き合ってみるしかないのか。2020/08/08
Qちゃん
12
再読してみるかな。2016/09/08
澄
11
TMS(緊張性筋炎症候群)に関する内容。怪我をしていないのに腰、肩などの痛みがある場合は心身症が原因であるとのこと。腰痛は脳が作り上げた幻想であると認識できれば腰痛に悩まされることもない。現実的には認識できない人が多いのだろう。2019/01/13
Oh
5
1年以上再発を繰り返す腰痛に悩み、2ヶ所の整形外科でMRIを撮ったが、医師によって変わる曖昧な診断に不信感を抱き、本書を読んでみた。読了後も、残念ながら腰痛は良くなったり悪くなったりを繰り返している。でも、自分が受けた診断の曖昧さの理由や、身体の異常ではなく「心」からくる腰痛があると知ることができて良かった。本書は腰痛が消えるまで繰り返し読むことを勧めているが、文章が冗長で読みづらく、はっきり言って再読は億劫。最後の「監訳者あとがき」は簡潔で読みやすかったので、次に読むなら監訳者・長谷川淳史の本にしたい。2015/05/10