内容説明
ハイエクのルーツはここにある!スミス、ミルからウィトゲンシュタインまで知の巨人たちをとおしてもうひとつの近代を探究する。
目次
第1部 設計主義の源流(行為の結果ではあるが、設計の結果ではないもの;社会主義と科学;フランシス・ベーコン―科学主義の創始者)
第2部 イギリス自由主義の伝統(医学博士バーナード・マンデヴィル;デイヴィド・ヒュームの法哲学と政治哲学;アダム・スミスのメッセージ;ジョン・スチュアート・ミル二十代半ばの頃;ジョン・スチュアート・ミルとハリエット・テイラー)
第3部 ウィーンの経済学と哲学(オーストリア学派の経済学;カール・メンガー;経済思想史におけるカール・メンガー『原理』の地位;フリードリッヒ・フォン・ヴィーザー;ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス;エルンスト・マッハとウィーンの社会科学;ウィーンから見た一九ニ〇年代の経済学;遠縁の従兄ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの思い出)
著者等紹介
八木紀一郎[ヤギキイチロウ]
1947年生まれ。京都大学大学院経済学研究科教授。専門は経済学史、社会経済学
中山智香子[ナカヤマチカコ]
1964年生まれ。東京外国語大学総合国際学研究院准教授。専門は現代経済思想
太子堂正称[タイシドウマサノリ]
1974年生まれ。東洋大学経済学部講師。専門は経済思想、社会思想史
吉野裕介[ヨシノユウスケ]
1977年生まれ。日本学術振興会特別研究員PD、スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。専門は経済思想、アメリカ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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