内容説明
「経済学」は本当に役に立つのか?エコノミストの役割を説いた講演から雇用問題をめぐる公共政策まで経済学の存在理由を問いかける。
目次
第1部 経済学のあり方(経済学的考え方の動向;経済学者になるということ;経済、科学、そして政治)
第2部 インフレーションの経済学(完全雇用、計画化、そしてインフレ;労働組合、インフレ、および利潤;賃金の下方硬直性から生じるインフレ)
第3部 公共政策における経済理論の役割(開発賦課金の経済学;民主主義社会における企業―だれの利益のため?;「依存効果」の非論理性;「計画化」にかんする新たな混乱)
第4部 経済理論の新たな解釈(発見手続きとしての競争;リカード効果についての三つの解明;付録「グレシャムの法則」のつかい方)
著者等紹介
古賀勝次郎[コガカツジロウ]
1947年生まれ。早稲田大学社会科学総合学術院教授。専門は理論経済学、比較社会思想
小浪充[コナミタカシ]
1932年生まれ。東京外国語大学名誉教授。2006年逝去
森田雅憲[モリタマサノリ]
1950年生まれ。同志社大学商学部教授。専門は経済理論、社会理論
楠美佐子[クスノキミサコ]
1972年生まれ。桐蔭横浜大学非常勤講師。専門は経済学史、経済思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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