出版社内容情報
ジャーナリストによる経済学者・思想家ハイエク(1899‾1992)の伝記です。専門外の人にも面白く読めるおすすめの一冊。
内容説明
世界を支配する思想はいかにして生まれたのか!?戦争と社会主義の20世紀を駆け抜けた経済思想家の生涯と交遊を余すことなく描ききった傑作ノンフィクション。
目次
第1部 戦争―1899‐1931(家族;第一次世界大戦;ウィーン大学;ニューヨーク;ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス)
第2部 イギリス―1931‐1939(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス;ライオネル・ロビンス;ジョン・メイナード・ケインズ;貨幣と景気変動;資本について;国際金本位制;社会主義経済計算論争;経済学、知識、情報)
第3部 ケンブリッジ―1940‐1949(理性の濫用と衰退;方法論について;『隷属への道』;有名人になる;モンペルラン協会;心理学;カール・ポパー)
第4部 アメリカ―1950‐1962(シカゴ大学;シカゴ学派;社会思想委員会;ジョン・スチュアート・ミル;『自由の条件』;ハイエクの影響力)
第5部 フライブルク―1962‐1974(『法と立法と自由』;自由と法;マルクス、進化、ユートピア;政府と道徳;思想史家として;ザルツブルク時代)
第6部 ノーベル賞―1974‐1992(栄誉;ミルトン・フリードマン;後期の貨幣観;経済問題研究所;マーガレット・サッチャー;おじいちゃん;『致命的な思いあがり』;ノイシュティフト・アム・ヴァルド墓地;「普遍的平和の秩序」)
著者等紹介
エーベンシュタイン,ラニー[エーベンシュタイン,ラニー][Ebenstein,Lanny]
アメリカ、サンタバーバラ出身のジャーナリスト。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでPh.Dを取得。経済・政治思想史についての著作に定評がある。カリフォルニア大学サンタバーバラ校で教鞭もとっている
田総恵子[タブサケイコ]
翻訳家。十文字学園女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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