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出版社内容情報
19世紀を代表する名ピアニスト・作曲家クラーラ・シューマンが晩年,孫娘に綴った心こもるメッセージの数々。世紀・世代を超え,現代に語りかける「自立する女性」への道。
内容説明
旅立つあなたに伝えたい。19世紀を代表する名ピアニスト・作曲家クラーラ・シューマンが、晩年、孫娘に綴った心こもるメッセージ。世紀を超え、現代に語りかける“自立する女性”への道。
目次
クラーラの手紙(一八八八~九〇年 旅立つあなたへ;一八九一年 父を亡くしたあなたへ;一八九二~九三年 旅先から;一八九四~九六年 遺す言葉)
ユーリエの日記(一八九一~九二年;一八九三年;一八九四年以降)
著者等紹介
モーザー,ディーツ・リューディガー[Moser,DietzR¨udiger]
1939年、ベルリン生まれ。音楽学者・文化歴史学者・民俗学者。1984年よりミュンヘン大学バイエルン文学史研究所教授、及び85年より同理事。「バイエルン文学」を創刊。『ドイツ語圏の現代文学便覧』(未訳)等、著作・論文等多数。父親はドイツの著名な音楽学者ハンス・ヨアヒム・モーザー
伊藤はに子[イトウハニコ]
1952年、福岡県生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。1980年代の10年間をドイツ・ケルン市に住み、ケルン大学で音楽学を専攻。音楽関係等の文筆・翻訳。訳書に『ヴィルトゥオーゾ』(デ・モーア著書、筑摩書房)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまこ
1
本書に収録されている資料(手紙と孫の日記)から、クラーラ・シューマンの晩年の様子を知ることができる。シューマンについての記述はほとんど無いが、ブラームスはメモ的に登場する。19世紀末のドイツ社会の教育環境などもわかり、とても興味深かった。訳者の伊藤はに子さんによる解題が素晴らしく、ここだけ何回も読み返した。2011/11/26
snowy
1
10代の孫に厳格で愛情あふれる祖母が贈った手紙、その孫の日記、の二部構成。有名なクララ・シューマンが「おばあちゃま」として存在する家かあ・・・2010/08/15