ギャバンの帽子、アルヌールのコート―懐かしのヨーロッパ映画

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393464106
  • NDC分類 778.23
  • Cコード C0074

出版社内容情報

昭和30年代、映画は青春だった。『第三の男』『現金に手を出すな』に心躍らせ、ドラゴ、アルヌールに憧れた日々が甦る。図版多数。

【著者紹介】
評論家。44年東京生まれ。東京大学法学部卒業。91年『大正幻影』でサントリー学芸賞、97年『荷風と東京』で読売文学賞、2003年『林芙美子の 昭和』で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、2012年『白秋望景』で伊藤整文学賞を受賞する。都市論、エッセイなどの著書多数。映画論に、『ロードショーが150円だった頃』『銀幕の銀座』『美女ありき』『映画は呼んでいる』などがある。

内容説明

「追憶の名画座」へ、ようこそ。心にしみいる暗さと魅力にあふれた、いにしえのヨーロッパ映画。戦争映画から、詩情をたたえた悲恋物語、シニカルな喜劇まで、永遠の映画少年が50~60年代を中心に、今ひとたび酔いしれたい傑作をふりかえる。

目次

失恋者の純情―『バラ色の人生』
孤高の少年の彷徨―『ドイツ零年』
子供が大人の嘘を知った時―『落ちた偶像』
ひなびた漁師町の小さなロマンス―『港のマリー』
ドナウ河は暗く淀む―『第三の男』
人は人を裁けるか―『裁きは終りぬ』
ペシミストの巨匠が描いたイタリア田園喜劇―『陽気なドン・カミロ』
過酷な現実を直視する誠実さ―『ウンベルトD』
実直な中年男の密かなときめき―『禁断の木の実』
十六歳と一日―『青い麦』〔ほか〕

著者等紹介

川本三郎[カワモトサブロウ]
1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。評論家。1991年に『大正幻影』(新潮社、岩波現代文庫)でサントリー学芸賞、1997年に『荷風と東京』(都市出版、岩波現代文庫)で読売文学賞、2003年に『林芙美子の昭和』(新書館)で毎日出版文化賞と桑原武夫学芸賞、2012年『白秋望景』(新書館)で伊藤整文学賞を受賞する。都市論、エッセイ、小説、翻訳など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

midnightbluesky

4
戦争の陰影を色濃く残すヨーロッパ映画を数々紹介。今となっては埋もれてしまった作品ばかりではあるが、独特の背徳感や、負のグラデーションは、ハリウッド映画では表現不可能であったことがうかがい知れる。2015/02/19

Gen Kato

0
また観たい映画が増えてしまった…2016/06/26

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