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ヨシュア―自由と解放をもたらすひと

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  • サイズ B6判/ページ数 409p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393455012
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

米国に生きる一青年の姿を通して宗教界が内包する矛盾や欺瞞を鋭く指摘し、真の自由とは何かを問う。混沌とした現代に静かな福音を告げるベストセラー小説、待望の邦訳。

内容説明

米国の小さな町・オーバーンの外れに移り住んできた物静かで誠実な男、ヨシュア。その人柄で周囲の人々をたちまち魅了した彼は、一流の腕をもった大工でもあり、ユダヤ教教会のために彫ったモーゼ像で人々を感嘆させる。だが、宗派を問わぬ行動と、“人は真の意味で自由になるべきだ”という発言の影響力の大きさに各派の宗教指導者達が猜疑心を募らせて。誰が私を私にしてくれるのだろう…。現代アメリカに生きる一人の青年の姿を通して、真の自由と自立とは何かを問いかける。

著者等紹介

ガーゾーン,ジョーゼフ・F.[ガーゾーン,ジョーゼフF.][Girzone,Joseph F.]
1930年ニューヨーク州アルバニー生まれ。1944年カルメル修道会に入り、12年間修行。1955年司祭に任職され、科学と宗教を10年間教授。続く11年間、監獄内対立や公立学校の校内暴力等、ニューヨーク州北部地域に頻発した危機的な社会問題の調停者として活躍。1980年医者の勧めに従い引退。以後、驚くべき著作活動を開始

山崎高司[ヤマザキコウジ]
1933年生まれ。東京大学法学部卒。1957年大蔵省入省。駐英公使、大蔵省大臣官房審議官、IMF理事、日本輸出入銀行理事、日本総研副理事長、富国生命保険・富国生命ビル顧問を歴任。Small Group世話役
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Roy。

3
【苦悩からの解放をヨシュアの優しさから】 宗教とかに無頓着でありがちな日本人。自分もその一人、これからの時代なにかに縋りたくなると言われていて宗教、宗教と呼べないものにすがる人が増えてくるのではないかと懸念されているが、本書でヨシュアの温かみに触れてほしい。物事の本質とはなにか、この物語を通じて感じ解放されてほしい。個人的に似たような本を手に取っているので時代的にも必要な事柄なのではと感じる。2023/12/17

りんふぁ

1
結局ヨシュアって何者?という疑問を残すが、この内容が全米ベストセラーになったというのが興味深い。個人的には木彫りの描写に引き込まれた。2021/06/25

ま・みーな

0
心が刺々しくなったとき、人にやさしくなれなくて辛い時などオススメです。他者に対する付き合い方というか、心のありようを教え導いてくれます。キリスト者の著作ですが、信仰のない私でもときどき再読したくなる本です。

スターリン

0
不思議なお話。キリストを思わせるものでした。

森田裕之

0
久しぶりに読んだ小説。現代に現れた神ともいえる主人公が、真に信仰心の篤い人々に安らぎを与えつつも、神の意志を伝道すべき宗教指導者たちからは嫌悪され、迫害される、という皮肉はイエスの時代と何ら変わりはないのだろう。かなり宗教的な内容で、キリスト教やユダヤ教に造詣が深い人が読めば、ストーリーや描写の細部からより深い意味を読み取ることができるのだろうと思った。2012/07/05

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