出版社内容情報
ハンス・プファアルの無比の冒険 メエルストルムの渦 壜の中から出た記録 メロンタ・タウタ 軽気球虚報 ゴオドン・ピムの物語(長編小説)等6篇を収む。
内容説明
探偵デュパンを創出した天才ポオの全小説を、作家・谷崎精二の全訳で贈る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAO
56
3巻は、冒険小説。長編「ゴオドン・ピムの物語」は、「宝島」を彷彿させる話だが、二番煎じという感じが強く、それほど面白いとも思えなかった。「ハンス・プファルの無比の冒険」と「軽気球虚報」は、どちらも、気球冒険旅行の話で、科学小説の先駆ともいうべき作品。「軽気球虚報」では、広告やジャーナリズムへのいかにもアメリカ人的な特徴が描かれており、怪奇小説とはまた違ったポーの一面が見える。2018/03/23
arihero
1
図書館本。100分で名著で紹介されていたので、ゴオドン・ピムの物語のみ読了。現在では出版物で使われない差別用語から時代を感じる翻訳でしたが、1830年代にこんなSF小説が書かれていたのだな、と興味深く楽しめました。2022/03/26
慶應義塾大学SF研究会
0
「ハンス・プファアルの冒険」で読書会をした。(2014/7/4)2014/07/04