ポオ小説全集〈1〉推理小説 (新装版)

ポオ小説全集〈1〉推理小説 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393450314
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

内容説明

探偵デュパンを創出した天才ポオの全小説を、作家・谷崎精二の全訳で贈る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

68
ポーの作品の中で推理を主体とした作品14編。有名な『黄金虫』『モルグ街の殺人』『黒猫』、推理小説では隠し場所の常套手段ともなっている『盗難書類』など。いじめられっ子だった男が復讐する『アモンティラードの樽』が、何ともいえない。『お前が犯人だ』も実際こういうことがあったらさぞ不気味だろうが、現代なら死体損壊罪で罰せられるかも。訳者は、谷崎潤一郎の弟。2018/03/07

色々甚平

6
早すぎた埋葬が素晴らしい。ポオが夢の中で悪魔が心変わりするほどのムゴい状態だという生き埋め。そして、夢で経験した生き埋めで救われず死へ向かっていく恐怖というのは現実で経験しているのと変わらないものだと言う。たしかに我々は死を経験することは不可能だが、自分の確実な死への過程を経験することはできる。よって肉体的でなく精神的な部分のため夢であろうと、その恐怖を感じるというのは現実なのだ。そう思って自分が今まで見てきた死の夢で覚えているものは突然なものばかりで生き埋めの覚えはなく、ポオの知った恐怖をまだ知らない。2018/02/23

3
図書館で見つけたポオ全集。ようやく一巻が戻ってきたので読めました。推理小説集とありますが、推理小説っぽかったのは4編くらいで、他は幻想小説というか夢野久作っちっくな物語が多かったです。中学の時に読んだいらいですが、やっぱり面白いな~~。「黄金中」「穽と振り子」「早すぎた埋葬」などが好きかなぁ。「タア博士」なんてほんと夢野作品にありそうな感じでした。毒は薄いですけどね(笑)2015/04/28

ミリアーデ

0
後学のために。推理小説というジャンルを生み出した人、というイメージが強かったのだけど、それっぽいのは3~4つ。それ以外は、なんだかぞっとするような話が多かった。江戸川乱歩の作風を思うと、さもありなん、と納得。翻訳が谷崎潤一郎の弟による、というのも、興味をひかれた。とにかく、天才なんだろう。2016/01/13

風祭

0
面白かった!抽象的な日本語でとこどろころ読みにくかったけど、内容は面白い。色あせない2013/12/06

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