出版社内容情報
科学者が小さな詩型に思いを託すとき言葉は不思議な輝きを放つ。折々に歌を詠み続けた7人の生涯をたどりその短歌と研究を紹介する。優れた科学者には素晴らしい歌人が数多く存在する。最先端の研究に従事する科学者が、千数百年も長らえてきた小さな詩型に自らの思いを載せるとき、言葉は不思議な輝きを放つ。折々に歌を詠み続けた、湯川秀樹、斎藤茂吉、柳澤桂子ら7人の科学者の生涯をたどりながら、その歌ごころと研究の歩み、両面に迫る。
松村 由利子[マツムラユリコ]
1960年福岡県生まれ。朝日新聞、毎日新聞で記者として20年余働いた後、2006年からフリーランスに。著書に『31文字のなかの科学』(NTT出版、科学ジャーナリスト賞)、『与謝野晶子』(中央公論新社、平塚らいてう賞)、『少年少女のための文学全集があったころ』(人文書院)など。歌集に『大女伝説』(短歌研究社、葛原妙子賞)、『耳ふたひら』(書肆侃侃房)など。
内容説明
科学の美、言葉の美。彼らの傍らには、いつも短歌があった。その歌ごころと研究の歩み、両面に迫る。
目次
第1章 理論物理学者の歌ごころ―湯川秀樹の場合
第2章 精神科医の日常の深みから―斎藤茂吉の場合
第3章 生命科学者を支えた歌―柳澤桂子の場合
第4章 物理の世界から科学ジャーナリストへ―石原純の場合
第5章 細胞のふるまいと歌の狭間に―永田和宏の場合
第6章 パリで詠み続けた女性物理学者―湯浅年子の場合
第7章 コンピュータの未来と短歌―坂井修一の場合
著者等紹介
松村由利子[マツムラユリコ]
1960年福岡県生まれ。朝日新聞、毎日新聞で記者として20年余働いた後、2006年からフリーランスに。著書に『31文字のなかの科学』(NTT出版、科学ジャーナリスト賞)、『与謝野晶子』(中央公論新社、平塚らいてう賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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