出版社内容情報
幼い頃に空襲を体験した著者が、戦争の日々を生きた市井の人、その人生ドラマを活写した、あの時代へのレクイエム。戦争という魔物が、昨日までの風景を飲み込んでいった…。幼い頃に空襲を体験した著者が、身近な人々のかけがえのない日常、それぞれの人生の物語を活写した、あの時代へのレクイエム。今だからこそ読んでおきたい、知っておきたい、歴史の一ページ。
比企 寿美子[ヒキスミコ]
著・文・その他
内容説明
愛しい人々が教えてくれたこと―苦難と哀惜のなかで、ひたむきに生きた市井の人がいた。エッセイストが紡ぐ昭和の歴史。
目次
自序―スミコ
第1章 継ぐ―博
第2章 想う―和
第3章 習う―波多津のヨッちゃん
第4章 忍ぶ―餅屋のジイコツ
第5章 祈る―アインシュタイン
著者等紹介
比企寿美子[ヒキスミコ]
長崎市生まれ。エッセイスト、ノンフィクション作家。フェリス女学院短期大学卒業。夫のドイツ留学に同伴し2年間ドイツ滞在。ゲーテ・インスティトゥートでドイツ語研修、慶應義塾大学文学部歴史学科聴講。加藤恭子ノンフィクショングループ会員。長年雑誌『春秋』にエッセイを掲載し、その内8編が『ベスト・エッセイ集』(文藝春秋)に選出された。著書の他、NHK『こころの時代』やBS日テレに出演。国内外での講演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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