辞書の鬼―明治人・入江祝衛

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  • サイズ B6判/ページ数 218,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393436417
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

独力で英語辞書をつくりあげた男の執念。彼を突き動かしたものは何だったのか。ひたすら生きた言葉をもとめて刻苦勉励する姿。

内容説明

明治18年、ひたすら生きた英語を学びたいがため、東京・銀座の英語夜学校へ埼玉から往復56キロの道のりを毎日走りぬいた苦学生…。やがて「日本語論」等、言葉に対する視点を磨き上げ、さまざまな試行錯誤を経て“辞書の鬼”と化し、いくつもの立派な辞書を独力でつくりあげるまでの情熱あふれる人生を描く。

目次

百年余り前の和英辞典
父、寿庵のこと
明治維新前後
英語との出会い
当世書生気質
韋駄天の如く
英語辞書の氾濫
植村正久との出会い
東北学院時代
ヴントへの傾倒
「将来の日本文」
『日本俗語文法論』
ラフカディオ・ハーンの英語
英語辞書の編纂に挑む
関東大震災を乗り越えて
晩年

著者等紹介

井上太郎[イノウエタロウ]
1925年東京に生まれる。早稲田大学理工学部工業経営科卒業。平尾貴四男に作曲理論を学ぶ。出版社勤務を経て1984年より執筆活動に入る。湘南モーツァルト愛好会名誉会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kozawa

1
「明治時代に和英・英和辞典を手がけた先駆者的な一人だけれども大学の学者とかではなかったので存在感が薄くて伝記とかろくになかったので作ってみた」的に著者は仰います。まぁ、それなりに面白く読ませて頂きました。 2012/08/11

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