夏至―正木ゆう子句集

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夏至―正木ゆう子句集

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393434413
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

内容説明

俳句は世界とつながる装置。おおいなるもの、ちいさなもの、うごくもの、しずまるもの。太古を見すえ、未来に耳をすまし、今をとらえる。たしかな眼差しとあふれる熱情が結晶化された第四句集。

目次

巨石
葛の花
極光
恋の座
鷹渡る

八重山
湖畔
覊旅
綿虫
去年今年

著者等紹介

正木ゆう子[マサキユウコ]
本名、笠原ゆう子。昭和27年(1952年)、熊本市生まれ。お茶の水女子大学卒業。昭和48年能村登四郎に師事。平成11年俳論集『起きて、立って、服を着ること』(深夜叢書社)平成12年同俳論集により第十四回俳人協会評論賞受賞。平成15年『静かな水』により第五十三回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。読売俳壇選者。熊本日日新聞俳壇選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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チャーリブ

35
『静かな水』に続く正木ゆう子さんの第四句集。連句で詠まれた句をアレンジした「恋の座」など連句を意識した構成となっているようです。「合いたくて地団駄を踏む夏の鴨」(会うでも逢うでもなく)「月いまは地球の真裏ふたつ蝶」「明日知らず雌鹿雄鹿として眠る」「名は忘れ香水赤き瓶とのみ」のようにドキッとする恋愛詠もあるのですが、そこに遊び心があるのは俳句ならではでしょう。全体として危なげのある句が少なくなったようで、個人的には鳥渡(ちょっと)残念。○2023/05/17

双海(ふたみ)

12
再読。今度は図書館ではなく買ったもので。句集は良いぞ。2024/02/08

双海(ふたみ)

11
俳句は世界とつながる装置。おおいなるもの、ちいさなもの、うごくもの、しずまるもの。太古を見すえ、未来に耳をすまし、今をとらえる。たしかな眼差しとあふれる熱情が結晶化された第四句集。「瞑れよ口噤めよと萩白し」「星月夜わが身も消ぬと思ふまで」「水神を女とおもふ春うれひ」「名は忘れ香水赤き瓶とのみ」「涼しさをいへば涼しく振り向かれ」2023/06/28

スミス市松

7
土地土地の美しい一瞬のなかに哀しさともいうべき情感の気配が混じりあうことで、どこか涼やかで澄みわたったイマージュが浮かび上がってくる句が多かったように思い、またそれらを好んだ。2023/08/05

atomos

5
好きな5句 ゼリー明るく羊羹暗く盆の家 遠き遠き兄の口笛麦の秋 皿持つて河童のきもち半夏生 面をもて接す二つのしやぼんだま 太陽のうんこのやうに春の島2019/08/10

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