文化人類学の冒険―人間・社会・音楽

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 257p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393424582
  • NDC分類 389.04
  • Cコード C0039

出版社内容情報

世界各地でまざまな体験を重ねてきたフィールドワーカーの「人間」への眼差し。音楽や芸能・儀礼を材に多様な文化のありようを活写。

【著者紹介】
1950年東京生まれ。インディアナ大学大学院人類学科修士課程修了、ベルファスト・クイーンズ大学大学院社会人類学科博士課程修了。Ph.D。広島市立大学国際学部教授。音楽人類学・文化人類学専攻。国際伝統音楽学会理事、国際アフリカ音楽舞踊センター理事、ユネスコ無形文化遺産審査委員(アフリカ担当)などを歴任。音楽学と人類学の境界領域で、これまでアフリカのほか、台湾山地、パプアニューギニア、沖縄などの音楽文化の研究に従事。おもな著書に『アフリカの音の世界』(新書館、2000)、『世界は音に満ちている-音楽人類学の冒険』(新書館、2001)、『Kenichi Tsukada & Ryuichi Sakamoto Selections: Traditional Music in Africa』(共著、エイベックス、2012)、『アフリカ音楽学の挑戦―伝統と変容の音楽民族誌』(世界思想社、2014)など。

内容説明

音楽・芸能・儀礼・風俗・教育等の現場に立ち会いつつ、そこに織りなされる人々の生活のありようを活写。古今東西の文化的様相を背景に語る“人間讃歌”のドキュメント。

目次

第1章 フィールドの最前線で
第2章 アフリカで考えたこと
第3章 支配・被支配の歴運
第4章 極東のなかの日本
第5章 創造行為の現場
第6章 歌と祭りの伝播
第7章 音の旅路
第8章 女と男と…―ヒト社会の呪縛
エピローグ 明日に向かって

著者等紹介

塚田健一[ツカダケンイチ]
1950年東京生まれ。インディアナ大学大学院人類学科修士課程修了、ベルファスト・クイーンズ大学大学院社会人類学科博士課程修了。Ph.D。広島市立大学国際学部教授。音楽人類学・文化人類学専攻。国際伝統音楽学会理事、国際アフリカ音楽舞踊センター理事、ユネスコ無形文化遺産審査委員(アフリカ担当)などを歴任。音楽学と人類学の境界領域で、これまでアフリカのほか、台湾山地、パプアニューギニア、沖縄などの音楽文化の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カネコ

3
2014/03/24

よしひろ

0
机上の学問よりも体験が物語る世界は極めてエキサイティング!良い本であった(^O^)2015/03/14

ヒラマサ

0
文化人類学の入門書以前と言ってもいいエッセイ。彼は音楽人類学者を自称し、音楽を軸に文化を理解しようとしています。アカデミックな記述はほぼ無く、とても読みやすいです。この勢いで入門書にもチャレンジしてみます。 あらゆる「ありのまま」を知りたいし理解したいし受け入れたい。僕自身が加担していないとは口が裂けても言えないのですが、差別や搾取が蔓延ったり文化や人種が見下されている現実はあってはならないと思います。自分の中にもあるそういう心を殺すために学びたいと思います。2021/08/22

甘鯛

0
本の後半以降から興味深い内容になってくる。 わらべうた、よさこいソーラン、しゃけサンバ、はたき踊りについての記述などは、自然発生的に生まれてくる音楽の成り立ちを知るために役に立ちそうだ。 「ディープ・フォレスト事件」も興味深い。巻末の同社から発行されている渡辺裕『サウンドメディアの文化資源学』も気になる。2018/09/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7979556
  • ご注意事項