菌は語る―ミクロの開拓者たちの生きざまと知性

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菌は語る―ミクロの開拓者たちの生きざまと知性

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393421352
  • NDC分類 474.7
  • Cコード C0045

内容説明

雪の下で植物に病気を引き起こすちっぽけな菌を追って、北極、南極、シベリアと、世界中の極寒の地を飛び回る異端の菌類学者が見た、菌類たちの織りなすダイナミックなドラマ。極限環境でヒト知れず暗躍する菌類の謎に包まれた生態や生存戦略、ヒトとの戦いの歴史とは…!?

目次

はじめに 雪の下の菌を追って
第1章 寒さと生きる菌類とはどんな生き物か
第2章 雪腐病菌Who are you?
第3章 雪腐病菌の極地
第4章 寒さ好きの菌類たちは、いかに雪腐病菌になったか
第5章 ご先祖様たちは、いつ“雪腐”を知ったのか
第6章 寿命のない菌類の世代交代
第7章 菌類に知性はあるのか?―仮説と妄想
おわりに

著者等紹介

星野保[ホシノタモツ]
1964年東京都生まれ。名古屋大学大学院農学研究科博士後期課程満期退学。博士(農学)。本書執筆時の所属は産業技術総合研究所生命工学領域研究戦略部、現在は八戸工業大学工学部生命環境科学科教授。専門は菌類の低温適応とその産業利用(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

らぱん

44
生半可な菌好きの自分には歯が立たなかった。ハイテンションでギャグを飛ばし駄洒落を言う。砕けた口調の学術論文的エッセイで予想以上にアカデミックだ。中心になるのは「雪腐病菌」と通称される菌たちの話なのだが、そもそもから、専門用語や学名、研究者や発見者の名前、各種データが登場し頭に入らない。わかったのは読まなくてもわかるような、寒いところでも頑張ってるヤツもいる、という程度だ。著者が菌を愛しているのはわかる。付録で菌へのインタビューがあり菌が悩み相談に乗ったりする。「菌は語る」ってそういう意味じゃないよね…?2019/12/07

booklight

36
前作『菌世界紀行』で「全然研究のことを書いていない」という批判を受けての2作目。雪腐菌というマイナーな菌世界を語る。饒舌文体がやっぱり最高なのだがそのマイナーさが半端ない。雪の下で越冬する麦などを腐らせる雪腐菌。かつては農家への打撃が大きかったが、今は農薬で対策終了で、単なる研究対象に。しかし菌の世界は広く深い。その菌の分類(植物より人間に近い?)から越冬戦略、世界中の菌分布から見る生存戦略など、人と変わらない生物としての多様性に眩暈。世界ってフラクタル。巻末で「黒雪さん」にインタビューしていました。2019/10/19

たまきら

30
この本を読んでいて思い出したのが、もうずいぶん前に閉鎖生態系生命維持システムの研究(本格的な宇宙生活のための実験)が予定よりも早く中止になった理由が土壌菌らの存在を計算に入れていなかったからだ…という科学記事でした。たった一個のプログラムミスで問題が起きるのにも似ていますが、人間には計算できない素晴らしい世界をここでまた新たに知ることができ、感動しました。…もやしもん?な最後の菌との会話が最高です。2020/08/18

トムトム

16
ラストで本当に菌が語っていた(;^ω^) 菌世界紀行同様、最初はトバしすぎていてペースをつかむのに時間がかかる。星野先生がノリノリで書いているところ、普通に書いているところ、書かなくちゃいけないから書いているところが、読んでいて分かる気がする。文章って人柄が出るなぁ。そして、星野先生は良い人なんだと思う。2019/11/09

にしがき

15
👍👍👍 テンション高め情報量多めの、主に雪腐病菌について研究者が語りまくる本だった。菌全般の本かと思っていた菌素人の自分には分からない箇所も多かったが、冬場のしかも雪の下で活動するというニッチな生き方を実践する雪腐病菌たちは、確かに面白いと感じた。著者の愛のパワーに巻き込まれたのこもしれないが。/同じ菌が北と南の極にいる理由は是非知りたい。2022/01/17

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