内容説明
野鳥の父・中西悟堂が歌人・詩人の才能と博識を惜しみなく注ぎ込んだ鳥の歳時記と、現代日本の自然破壊を嘆き鳥と人の未来の展望を語ったエッセイを収録。野鳥記コレクション完結。
目次
1 一鳥一題
2 鳥も黙っていられない
3 日本丸のゆくえ
4 狩猟法に思う
5 末期症状の狩猟時代
6 高度化への狩猟の転期
著者等紹介
中西悟堂[ナカニシゴドウ]
明治28年(1895年)、金沢市に生まれる。16歳で調布市深大寺にて得度し天台宗の僧籍に入る。歌人・詩人。昭和3年頃から野鳥と昆虫の生態を研究し、昭和9年、日本野鳥の会を設立し、機関紙「野鳥」を創刊。永年、会長・名誉会長をつとめる。『定本野鳥記 全八巻』でエッセイスト・クラブ賞、読売文学賞。昭和52年、野鳥保護の分野から最初の文化功労者として顕彰される。昭和59年(1984年)、89歳にて逝去
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