出版社内容情報
作曲家が東北の魂を求めて各地を巡る“東北文化”再発見の旅。歴史と民俗芸能と音楽を視野に入れ、文化伝承の様相を生き生きと描く。
内容説明
那須火山帯の福島から青森まで、恵み豊かな大地に日本の心と魂が宿っている。作曲家の著者が震災後、“東北の魂”を探して各地をめぐり、人々の心情と生活にふれつつ、さまざまな民俗芸能や音・音楽に出会い、歴史のありようと文化伝承の様相を知るに至る…。かくして、復興への希望を託した「東北の人たちへ送る哀歌」が作られることに。
目次
第1の旅 山形―紅花の微笑み
第2の旅 秋田―歌垣に惹かれて
第3の旅 青森―縄文からのメッセージ
第4の旅 岩手―憧れの「みちのく」
第5の旅 宮城―それでも山河遥かに
第6の旅 福島―魂の宿る大地
東北の人たちへ送る哀歌
著者等紹介
仙道作三[センドウサクゾウ]
作曲家、演出家、エッセイスト。1945年生まれ、秋田県羽後町出身。中学卒業後集団就職で上京。葛飾区の町工場で働きながら19歳でクラシックギターを学び、音楽理論を独学する。26歳で作曲家・音楽学者柴田南雄氏の内弟子となり、8年間師事。音楽のみならず、哲学、文学、民俗学等、幅広く研鑽を積む。作品は、仏教経典、古事記、源氏物語、近・現代の文学を題材に、与謝野晶子、松尾芭蕉、樋口一葉、小林一茶など、数多くのオペラを発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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