内容説明
正論だけでは、大人になれません。格差、環境問題、できちゃった婚…。甘ったるくない現実を、当代の戯作者が斬る、斬る、斬る!笑えて思わず納得の、マッツァリーノ流教育のすすめ。
目次
父と子のための危機管理
父と子のための思いやりの心
父と子のためのサバイバル
父と子のための英語教育
おじいちゃんと留学生のためのニッポン案内
父と子のための存在感
父と子のための離婚危機
父と子ととなりのご主人のための世代論
父と子のための犬と約束
父と子のためのナンバーワン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロア
19
小四の息子が発する様々な疑問に対し、パパがもっともらしいヘリクツ&ブラックユーモアで返します。1話が3〜4ページのショートコント仕立てになってて、全体的にゆる〜い雰囲気。ゆったりのんびり楽しく読めます。「やらとのようかん買ってよ!」「とらや、な!」が何気にツボでした(;´艸`)各ストーリーの終わりに参考文献や関連本が紹介されており、ブックガイドでもありましたよ!案の定、読みたい本がまた増えた〜( ̄▽ ̄;)2016/02/09
魚京童!
8
なんで、ねーなんでダメなの?2014/01/31
彩也
4
「正しい」とされていることに、統計データや資料を駆使してツッコミを入れるのは『反社会学講座』と同じ。「教育劇場」と銘打って、父と息子の会話仕立てにしているだけに、教育にまつわるネタが多い。全力でコドモを煙に巻き、真剣にコドモを騙す。ブラックなネタで笑わせる一方、お父さんが息子に語りかける言葉は、真摯で愛に溢れている(屁理屈もあるけどね)。ブックガイドと称して参考文献も紹介してくれる親切なつくりではあるけれど、一つ一つの回が短いのでやや物足りない。おじいちゃんのキャラがとっても素敵。2011/04/01
tanco
4
パオロ・マッツァリーノによるショートコント的コラム集。この人の本はいつも面白いなあ。2009/12/04
さつき
3
息抜き読書。この作者さんの斜に構えた正論といいたくなる詭弁がたまらなく好きであります。ただこれは一つ一つの短さもあってか一気に読むと少しだれるかも。空き時間にちょこちょこよんでくすくす笑うのがちょうどいい感じです。2012/01/31