- ホーム
- > 和書
- > 教育
- > 特別支援教育
- > 知的障害・発達障害等
内容説明
素晴らしい才能と欠点とを背負い込んでいるすべての人に―。２５歳なのに時計も読めないわたし…。「計算障害」を抱えた少女詩人が、困難と自己練磨に満ちた自らの体験世界を繊細に描き出す、全身全霊の手記―。
目次
それまでのわたし
トラブルの兆し
辛い日々
「書くこと」の力
プレリュード
パニック
十三歳の冬
励まし
ある答え
作家への道
「出版」という現実
亀裂
もがき
夢
ナイフ、フォーク、スプーン
孤独な場所を探して
もう無理
進展
「世界」へ
著者等紹介
アビール，サマンサ［アビール，サマンサ］［Ａｂｅｅｌ，Ｓａｍａｎｔｈａ］
１５歳で出版した詩作品“Ｒｅａｃｈ ｆｏｒ ｔｈｅ Ｍｏｏｎ”（Ｐｆｅｉｆｅｒ‐Ｈａｍｉｌｔｏｎ Ｐｕｂｌｉｓｈｅｒｓ、１９９３）で、１９９４年、学習障害に関する優れた書籍に与えられるマーゴ・マレク賞を受賞。マウント・ホリヨーク大学を優秀な成績で卒業後、カウンセラーとして、ミシガンにあるアートセンターに勤務。現在、ミシガン州、トラヴァース市在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
34
『数学でつまずくのはなぜか』で取り上げられていたのが読むきっかけです。著者には「計算障害」と呼ばれる学習障害があり、単に計算ができないだけではなく、時計から時間が読み取れない、ダイアル式の鍵が開けられない、買い物の支払いでいくら出せばいいのかわからない、さらには文法やスペル間違いが多いという問題を抱えています。どんな日常生活になるのか想像も及びませんが、一方で詩を書くなどの文才は人一倍あり、未成年が書いたモノとは思えないほどです。人の能力や教育について考えさせてくれる1冊になりました。2020/03/25
mita
1
学習障害。まだまだ、認知度が低いかもしれないが、苦しんでいる人はいる。2014/11/16
ｱﾝﾌﾞﾚﾗ☆
1
学習障害に苦しむ作者自身の内面が綴られている。私は学習障害ではないが、小さいころからの長い闘病生活で苦しかったときなどに、このようなきもちになったことがあるので、微妙な心を仔細に書き表してくれた作者に感謝したくなる。また、うつの人の気持ちを理解したいという人にも勧めたい手記である。2012/09/11
午睡
0
課題として。2023/02/03
