内容説明
心理療法と仏教が教える、人生への一工夫。子育てや看取りという人生の転換点を、どのように乗りこえていくか。さまざまなケアや瞑想を通して、初めから終わりまでポジティヴに生きていく方法。
目次
第1章 人生で大切な五つの仕事―スピリチュアルケアの現場から
第2章 思いやりの心を養う―ケアへの志を支えるもの
第3章 ありのままを見つめる意識の技法
第4章 世代間を伝わってゆくもの―育む喜びに目覚める
第5章 本当の満足を求めて―大欲に至って欲を忘れる
第6章 目覚めよ仏教―自然の中で身体に生きる喜びと痛みの科学へ
著者等紹介
井上ウィマラ[イノウエウィマラ]
1959年山梨県生まれ。京都大学文学部哲学科宗教哲学専攻中退。日本の曹洞宗で只管打坐と正法眼蔵を学び、ビルマの上座部仏教でヴィパッサナー瞑想、経典とその解釈学ならびにアビダンマ仏教心理学を学ぶ。カナダ、イギリス、アメリカなどで瞑想指導の傍ら心理療法を学び、バリー仏教研究所客員研究員を経て還俗。マサチューセッツ大学医学部でマインドフルネスに基づくストレス低減法(MBSR)を特待生として研修後に帰国。高野山大学でスピリチュアルケアの基礎理論と援助法の開拓に取り組み、仏教心理学会創設に参加し、マインドフルネスに基づいた医療者の燃えつき防止プログラムG.R.A.C.E.を日本に紹介するなど、一貫して仏教瞑想の現代化に取り組み続けている。2019年より健康科学大学福祉心理学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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