慈悲の瞑想―慈しみの心

グナラタナ，バンテ・ヘーネポラ【著】〈Ｇｕｎａｒａｔａｎａ，Ｂｈａｎｔｅ Ｈｅｎｅｐｏｌａ〉/出村 佳子【訳】

春秋社（千代田区）（2018/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 251p／高さ 19cm
• 商品コード 9784393365496
• NDC分類 183
• Cコード C0011

出版社内容情報

マインドフルネスやヴィパッサナーといった瞑想の前に必ず行う「慈悲の瞑想」について、方法とメリットを解説した完全ガイドブック。自己から他者、そして生きとし生けるものすべての幸せを祈る慈悲の瞑想。このあらゆる瞑想の基本を、マインドフルネスの大家が仏教経典の『慈経』に基づき、その方法とメリットを詳しくかつわかりやすく説き明かした、完全ガイドブック。

バンテ・ヘーネポラ・グナラタナ［バンテヘーネポラグナラタナ］
著・文・その他

出村 佳子［デムラヨシコ］
翻訳

内容説明

すべての瞑想の基本“慈しみ”のすべて。自分への思いやりから広がる、他者・社会へのやさしい気持ち。おだやかに明るく生きるための心を育てる瞑想ガイド。

目次

慈しみは人の自然な心
慈悲の瞑想
慈しみを育てる８つの方法
穏やかな心でいる練習
慈しみを行動に
慈悲の１１の利益
無条件の慈しみ―母の愛
怒りを乗り越える
慈しみにつづいて
煩悩の火を消す
リラックスとゆるし
慈しみの社会
『義経』―慈しみの教え
慈しみのはたらき
エコロジーと慈しみ
慈しみで生きる７つのヒント
慈悲と八正道
慈悲の瞑想の３つの段階―「言葉」「思考」「心」
和合に導く６つの法
慈しみの心で「聞く」「話す」「行動する」
付録（実践１　ブッダが説く「慈しみの教え」；実践２　「慈悲の瞑想」）

著者等紹介

グナラタナ，バンテ・ヘーネポラ［グナラタナ，バンテヘーネポラ］ ［Ｇｕｎａｒａｔａｎａ，Ｂｈａｎｔｅ　Ｈｅｎｅｐｏｌａ］
１９２７年、スリランカ生まれ。１２歳で出家。米アメリカン大学で哲学博士号取得。アメリカン大学、ジョージタウン大学、メリーランド大学、バックネル大学で教鞭を執るほか、ヨーロッパやオーストラリアの大学で講義をおこなう。現在、ウェストバージニア州の森林僧院・瞑想センター「バーワナー・ソサエティ」で住職を務めながら瞑想指導や講演会をおこなっている

出村佳子［デムラヨシコ］
翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[出世八五郎]

慈しみ(慈)、思いやり(悲)、共感的な喜び(喜)、平静さ(捨)慈悲喜捨を育てよ！と述べる。人は生まれたとき、口の中に斧が生じている。愚か者は悪口を言っては、その斧で自分を斬りさく。…たまたまか読む本、同じようなことが書かれた本に出会う。嫌いな人、嫌な人をもの幸せを祈る。田坂広志の著作でも嫌な人に対して、ポジティブでもネガティブでもなく「〇☓さん、有難う御座います。」と心の中で唱えるだけでいいらしく、実際に効果があった。心の中で嫌いな人を攻めてもそれは脳の皺に深く刻まれるだけ。

2023/01/21

[yukioninaite]

とってもいい。この本を読む人は欲望まっしぐらの人はいないだろうが、自分だけでとまるかもしれない。慈悲という世界はそんなものではない。是非、次の一歩も踏み出してほしい。

2018/11/20

[ジュリ]

慈悲の瞑想をすることで他人に優しくなれる。まずは自分に慈悲を向ける。そして他人にも慈悲を向ける。

2023/10/07

[yukioninaite]

自利と利他とはどう結びついているのかがとてもわかりやすく書いてある本でもあります。

2018/10/29