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フランクル回想録―20世紀を生きて (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393365199
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0011

出版社内容情報

フランクル博士が亡くなる2年前に発表した唯一の自伝。偉人としてではなく「傷ついた当事者」として初めて語った90年。

内容説明

愛する者の死にうちひしがれながらも、生きる意味を求めつづけたフランクル博士の90年。『夜と霧』『それでも人生にイエスと言う』では語られなかった自らの生涯をユーモアに包んで綴った唯一の自伝。

目次

1 幼年、そして性格(両親;幼少時代 ほか)
2 精神医学への道(精神分析との対決;希望の職業―精神医学 ほか)
3 ナチス時代(「併合」;安楽死への抵抗 ほか)
4 “意味”へのたたかい(ウィーンへの帰還;著作活動について ほか)

著者等紹介

フランクル,ヴィクトール・E.[フランクル,ヴィクトールE.][Frankl,Victor Emil]
1905年3月26日ウィーン生まれ。独自の精神療法の創始者。ナチス強制収容所を生きのびる体験がある

山田邦男[ヤマダクニオ]
1941年、大阪市に生まれる。京都大学教育学部博士課程中退。大阪府立大学総合科学部教授を経て、同大学名誉教授。人間形成論・哲学的人間学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新田新一

9
『夜と霧』で有名なフランクルの自叙伝。90歳の時に口述筆記されたものです。暗く重たい内容ですが、駄洒落が好きだったと書かれた個所もあり、救われます。何と言っても衝撃的なのは、ナチスの収容所での体験です。父と母を殺され、妻とは生き別れに。病気の治療をするために銃で撃たれて穴だらけになる覚悟で、わずかな距離を這うようにして移動したことが書かれています。フランクルが作り上げたのはロゴセラピーです。人生の困難の中で、意味を見出す治療法です。このセラピーは、彼の血と涙から作られたものであることがよく分かりました。2023/08/11

tom

4
大昔から、フランクルの「夜と霧」が書棚の肥やしになっている。途中まで読んでは、どういうわけか挫折の繰り返し。たまたま図書館で見つけて、「夜と霧」を完読するためのきっかけになるかなと思って借りてきた。でも、この本はダメです。この本を読んで、フランクルを読んでみようという人は、いないような気がします。2012/07/08

コーキ

3
著者自身による回想録なので少し客観性に欠ける(単なるおじいちゃんの自慢話に感じられる部分もあるかも)のが残念ですが、それでも「意味への意志」という強烈な哲学を産み出したフランクルの人生を覗くのは面白かったです。「人生に何を問われているのか」。僕自身も追求していきたいと思います。2015/03/21

りんふぁ

2
60過ぎてもロッククライミングとか、飛行機操縦とか、アクティブなイメージがなかった分驚いた。2018/10/22

真空

2
「夜と霧」の著者の回想録。過去の著作に書きそびれたことを中心としたような内容。『「あたかも汝が今二度目の人生を生きており、一度目の人生においては汝が今まさにしようとしているのと同じ過ちばかり犯してきたかのように生きよ」。自分の人生をそのように仮想的かつ自伝的に見ることによって、実際に自分の責任性への感覚が高められるのである。』2014/05/06

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