現代瞑想論―変性意識がひらく世界

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 265,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393365113
  • NDC分類 141.2
  • Cコード C0011

内容説明

私たちの日常は、覚醒と酩酊の往復という「変性意識」によってつくられている!アメリカで瞑想実践者が2000万人を超えた今、さまざまな変性意識を題材に、日常の中で、自分を振り返る「瞑想の時間」を持つ意味とその可能性を考える。

目次

序論 「通常」の時間感覚
第1章 変性意識とは何か
第2章 さまざまな瞑想
第3章 意識変容のテクニック
第4章 自分を変える不思議な力
第5章 瞑想で苦難を克服できるか
第6章 死と喪失に立ち向かう
結論 現代における瞑想の意義

著者等紹介

葛西賢太[カサイケンタ]
1966年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科修了、博士(文学)。学術振興会特別研究員、上越教育大学学校教育学部教官を経て、現在、宗教情報センター研究員。駒澤大学、聖心女子大学の非常勤講師を兼任。米国宗教を心理学的見地から研究。アルコール依存症者が助け合いながら酒を飲まない人生(依存症からの回復)を模索する運動、アルコホーリクス・アノニマスについて調査、現代における「心を落ち着かせる方法」の歴史と実践について広く研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

午後

2
時間、意識、他者を軸として瞑想をはじめとした様々な変性意識状態について考える本。現代の様々な場面における意識の状態、とりわけ我々が普通だと思っている意識が普通であるとは限らないということ、についての記述が多く、瞑想の思想や技法について深く掘り下げるタイプの本ではない。しかし参考文献が充実していて、ここから掘り下げていくための起点として有用だと思う。静かに閉じていくような内省的な瞑想ではなく、他者や外に向かってひらかれていくような瞑想のあり方を提唱していく姿勢がいい。2018/06/09

bibliotecario

0
参考文献は役に立つ。2013/10/30

3000

0
大型書店にいくたびに実感するけれども、この分野の書物においては、悪貨が良貨を駆逐しているような状態が長く続いている。必要な技法が必要な人にいつまで伝わらない原因はこのようなところにもにあるのではないか。そのような状況における希有な一冊であり、かつ名著だと思う。2012/10/10

arisa

0
参考文献nice2022/10/10

ミッツデラックス

0
変性意識の射程をアルコール、カフェイン、麻薬が及ぼす効果まで広げて論じる。病気や死と瞑想の関係など扱う話題は多岐にわたっている。そこそこ面白かった。2018/04/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/353484
  • ご注意事項