出版社内容情報
思い悩んだり心が傷ついた時、「ありのままの自分」に出会うために。臨床の現場から心理療法と仏教瞑想の共通性について語る。
内容説明
くり返される死と誕生をありのままに見つめ、心を寄り添わせていくにはどうしたらよいのだろうか。心理療法と仏教瞑想の視点から、ホスピス・介護・医療・子育てなどの臨床の現場を詳説する。
目次
第1章 人生で大切な五つの仕事―スピリチュアルケアの現場から
第2章 思いやりの心を養う―ケアへの志を支えるもの
第3章 ありのままを見つめる意識の技法
第4章 世代間を伝わってゆくもの―育む喜びに目覚める
第5章 本当の満足を求めて―大欲に至って欲を忘れる
第6章 目覚めよ仏教―自然の中で身体に生きる喜びと痛みの科学へ
著者等紹介
井上ウィマラ[イノウエウィマラ]
1959年山梨県生まれ。京都大学文学部哲学科宗教学専攻中退。曹洞宗で出家し道元禅を学ぶ。縁を得てミャンマーに渡り88年テーラワーダ仏教にて出家、ヴィパッサナー瞑想、パーリ経典とその解釈学、アビダルマ仏教心理学などを学ぶ。タイ、スリランカ、イギリスを巡礼して91月に帰国後、経典の翻訳に関わる。93年よりカナダ、イギリス、アメリカにて布教と瞑想指導にあたる。97年マサチューセッツ州バリー仏教研究所の客員研究僧を最後に還俗。98年マサチューセッツ大学医学部でのストレス・リダクション・プログラムのインターンシップを特待生として研修後帰国。宗教の枠を超えて瞑想を医療や教育、福祉の現場に手渡す方法を模索している。2006年より高野山大学スピリチュアルケア学科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Koji Takahashi
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