出版社内容情報
上智大学公開セミナー「生と死を考える」全記録。身近な者の死の体験を通して死の意義,死の看護,残された者の生き方を教えて示唆深い。霜山徳爾,土居健郎,平山正実ら9氏。
内容説明
身近な人を失い、深い悲しみを体験した人びとの悲痛な証言から、死と残された者の生き方を学ぶ、感動の書。
目次
臨床心理学の立場から・死に臨む者とその家族
精神医学の立場から・親しい者との死別―その意味と影響
哲学の立場から・悲嘆のプロセス―悲しみを通しての人格成長
臨床看護の立場から・苦痛に直面した人への臨床的対応
がんセンターの病棟から・死を看る場で思う
経験者の立場から(家族の死と残された者の生;11歳の子をなくした母として;26歳の妻をなくした夫として)
まとめ・生と死を考える
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さり
5
印象深い記憶がある。大雨の影響で電車が止まってて、臨時列車も逃した。ベンチで一人読んでたな。夜中まで。 生きる意味がわからなくなってて、焦れ込みながら読んでた(笑) いつかみつかるといいな2020/07/06
とも
4
忘れて暮らすことが、忘れてめいっぱい楽しんで生きることが、いいことだと思うときもある。ほんとうに忘れて暮らしている時期もある。忘れていたい気持ちはいつも胸のおくにある。でも… 死は生の別の顔なのかな。タイトルは生と死を考えるだけれど、生からも死からも同じところに辿り着くような気がする。それがこの本のいわんとすることなのかもしれない。2015/09/03