- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
出版社内容情報
出会った途端恋に落ちた二人を待ち構えていたのは,悪夢のような癌との闘いだった。トランスパーソナル心理学の論客ウィルバーの感情生活が赤裸に語られた愛と癒しの物語。
内容説明
彗星のように登場し、天才的心理・宗教学者として一世を風靡したケン・ウィルバーが、ようやく出会った理想の女性トレヤ。触れ合ったとたん恋に落ち、たちまち結婚した二人を待ち受けていたのは、トレヤの悪性の乳ガンと、悪夢のような闘病生活だった。五年後の彼女の死に至るまでの愛と葛藤、女性としてのめざめ、さまざまなガン療法、介護のあり方、そして死の受容と超越が、トレヤの手記とケンの文章によって、息詰まるほどの生々しさで語られる、究極のラブ・ストーリー。
目次
第1章 束の間の抱擁、束の間の夢
第2章 物理学を超えて
第3章 意味に縛られて
第4章 バランスの問題
第5章 内なる宇宙
第6章 心身脱落!
第7章 人生が突然ねじれてしまった
第8章 私とは誰か?
第9章 ナルキッソス、あるいは自己収縮
第10章 癒されるとき
第11章 心理療法とスピリチュアリティ
第12章 もうひとつの声
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みけのすずね
5
お互いに素晴らしい人と出会えた奇跡からすぐに、彼女の乳ガンが見つかり、二人の苦難が始まる…著者のトランスパーソナル心理学の大家としての言葉は流しつつ、二人の苦しみや、生きる意味をもがき求める様をたどった。彼女が乳房を切除する時…同情してほしいけど、してくれたらくれたで、彼がそのことを残念がっていて、乳房のないわたしなど魅力がないと思っていることになってしまう…彼は泣きそうになったが、それは彼女の素晴らしい勇気を賞賛する涙だった。化学療法の後…消耗して傷つけ合う。決めつけより~説はどう思う?と聞いてほしい。2018/12/25
tekesuta
0
いやはや、当時のガン治療は「鉄の処女」ですか。80年代のガン治療はやっぱり読んでてちょっと凄まじい感じがするよな。今はどうなんだろう。少しはましになってるのか、サイモン・シン書くところの「英雄的治療」な面がまだまだ残ってるのかな。2013/09/12
豪力春太
0
ウィルバーと妻トレヤとの闘病生活2007/06/11