人はいかにして蘇るようになったのか―蘇生科学がもたらす新しい世界

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  • サイズ B6判/ページ数 383p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393361269
  • NDC分類 492.29
  • Cコード C0011

出版社内容情報

人は死後3時間まで蘇る! 知られざる蘇生科学の最先端を明らかにし、脳が完全に停止しても存続する「意識」の問題に取り組む。

死はもはや「心臓が止まり、呼吸が止まり、脳が機能しなくなった時点」というような、特定の瞬間ではない。死後、平均三時間までは蘇ることが可能になっている現在、医療の現場が抱える問題とは何か。蘇生科学の歴史と現
状を丹念に解説するとともに、「蘇った人々」が語る世界に科学的に迫る。

【著者紹介】
ニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校医学部の肺疾患および救命医療の准教授。蘇生科学のエキスパート意識の本質および意識と脳との関係を研究。邦訳に『科学は臨死体験をどこまで説明できるか』(三交社)。

内容説明

低体温療法と心肺蘇生法を中核とする蘇生科学の発達により、人々は「死」から蘇ることができるようになった。そして彼らは「死後の世界」を語り出す―意識を説明する「何か」は発見できるのか。人類を根幹から揺るがす驚愕の探究。

目次

驚くべきことがここで起きている
人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である
生命の定式
死を逆転する
孤児
死んだらどうなるのか
闇のなかの象
自己を理解する―脳、霊魂、意識
現時点でわかっている死後の生
AWAREに取り組む
それは結局どういうことなのか?

著者等紹介

パーニア,サム[パーニア,サム] [Parnia,Sam]
M.D.,Ph.D。心停止からの蘇生、心と脳の関係、臨死体験に関する第一人者であり、死を科学的に研究している。ニューヨーク州立大学で救命医療の准教授として蘇生研究を指導するかたわら、AWARE―意識を保った状態(AWAreness)での蘇生(REsuscitation)―研究ではその責任者を務めてもいる。救命医療の訓練はニューヨークのワイル・コーネル・メディカルセンターでフェローとして終了している

ヤング,ジョシュ[ヤング,ジョシュ] [Young,Josh]
著述家、ジャーナリスト。とりわけ、さまざまな分野の著名人との共著を得意とし、エンターテイメント、科学、ビジネス、政治など、多岐に渡る分野のベストセラーを生み出している

浅田仁子[アサダキミコ]
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部文学科英文科卒。社団法人日本海運集会所勤務、BABEL UNIVERSITY講師を経て、英日・仏日の翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

3
心臓が止まってから蘇生できるまでの時間がだんだん長くなった2017/12/29

cocolate

1
著者が映画「タイタニック」の冷たい海での遺体をみて助けられたのに・・・みたいな話が印象的だ。心臓再始動後に起こる酸素攻撃にはびっくりです。いわゆる”臨死体験”の検証というか、天井からしか見えない絵をベッドに置くという取組に、なんで全部のベッドに設置できないのかともどかしく思う。クラウドファウンディングで資金どうにかならんのか。2018/08/25

yu

0
心臓が止まったからといって、全ての細胞が一気に死ぬわけではない。確かに死の線引きって何なんだろう。前半は興味深く読みました。後半の臨死体験の証明やら魂(プシケ)の存在の主張はちょっと冗長かな…主張は分かるけど。2015/11/21

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