内容説明
混迷の現代に新たな光明をもたらすウィルバーの「インテグラル理論」の真髄を解説。本巻は、インテグラル理論の思想的展開、現代社会の諸問題への適用、さらに実践的なアプローチに焦点を当てる。全二巻完結。
目次
第１部 インテグラル理論の展開（世界を紡ぐ―宇宙論；世界を構成する―ホロンの諸相；世界を見る―四象限と八つのゾーン ほか）
第２部 インテグラル理論の障害（ポストモダンの恩恵と課題；ブーマライティス；インテグラル理論を日本に適用するには）
第３部 インテグラル理論の実践と未来（個人領域における実践；集合領域における実践；統合的心理療法の可能性）
著者等紹介
青木聡［アオキアキラ］
１９６８年福岡生まれ。大正大学人間学部臨床心理学科准教授。臨床心理士
久保隆司［クボタカシ］
１９６３年奈良生まれ。アライアント国際大学／ＣＳＰＰ臨床心理大学院（東京）講師。心理カウンセラー
甲田烈［コウダレツ］
１９７１年東京生まれ。相模女子大学非常勤講師。河合文化教育研究所研究員
鈴木規夫［スズキノリオ］
１９７２年東京生まれ。インテグラル・ジャパン株式会社代表取締役（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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日本人の著書の手によるインテグラル理論の入門書の第二弾。前巻は本当にイントロダクションと言ったものだったが、この巻は丁寧にインテグラル理論とウィルバーの意図を日本人的な感性から説明していて読みやすい。2、3年前にウィルバーのインテグラル理論にはまって、著書を貪るように読んでいたけど、まあわからないなりに得るものを得ていたと感じていたけど、少し時間を置いてからまたこういうそれまでの自分を形作ってくれた思想をなぞっていくのは、なかなか有意義な事だと思う。2013/10/09
