内容説明
トランスパーソナル思想の旗手と謳われたケン・ウィルバーが、独自の統合心理学に基づいて生み出した「インテグラル理論」―混迷する現代に光明をもたらすウィルバー思想の真髄をわかりやすく示す。本巻は、世界を読み解く5つのポイントを解説しながら、主として個人の内面世界に焦点を当てる。
目次
序章 インテグラル理論とは何か
第1章 世界の見方(クオドラント)
第2章 意識の段階(レベル)
第3章 意識の状態(ステート)
第4章 多様な能力(発達ライン/ストリーム)
第5章 多様な特性(タイプ)
第6章 前と後の混同を見極める
第7章 インテグラル理論の特質
付章 ウィルバーの著作を読み解く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaishi
3
ウィルバー独自の統合心理学。心理学では統合についてよく書かれているが、ウィルバーの統合論はかなり深い、気がする・・・。「7つの習慣」を読んだとき、相互依存における統合の話が出てきたが、もっと深い。多角的な視点から次々と説いていくため、統合ひとつにしても立体的に捉えることができる。歴史の捉え方も言葉にできないが印象深い。ウィルバー難しい。機を見て再読しよう。2014/11/24
gender
1
日本人がインテグラル思想をわかりやすく書いているのでウィルバーの原著にとっかりにくい人にはかなりおススメだが 原著を呼んでいる人にはわかりやすすぎて違和感を感じるくらい。でも思考の整理にはなるのでいいと思う。2010/06/14