日本思想考究―論理と構造

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日本思想考究―論理と構造

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  • サイズ A5判/ページ数 452p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393341216
  • NDC分類 121
  • Cコード C0010

出版社内容情報

近代化の問題に対抗すべく古今東西の思想を比較しつつ到達した日本的合理性の思想とはなにか。示唆に富む日本思想の論理とは。

欧米型近代化への危機意識から、著者が見出した日本独自の合理思想をまとめた論文集。近世の三浦梅園、二宮尊徳から近代の西田幾多郎へと脈々と続く合理思想を鮮やかな切り口と明快な論理で鮮やかに解説。あわせて日本文化論、比較思想論も掲載。

【著者紹介】
1921年生まれ。東京帝国大学文学部哲学科卒業。電気通信大学助教授、東京大学教養学部助教授・教授、東洋大学文学部教授を歴任。東京大学名誉教授。2007年逝去。著書に、『記号論理学――その成立史の研究』『論理学概論』(東京大学出版会)、『東洋の合理思想』(講談社、増補改訂・法蔵館)、『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の研究』?T・?U(公論社)、『西田幾多郎――その哲学体系』?T~?W(春秋社)。

内容説明

日本的合理思想の発見。三浦梅園、二宮尊徳から西田幾多郎へと脈々と流れる、西洋とは異なる合理思想の展開。その論理と構造を明快に論じた、出色の日本文化論。

目次

1 日本思想の源流―仏教と儒教(『大乗起信論』の論理;『太極図説解』の論理)
2 日本的合理性の形成―梅園と尊徳(日本的合理性―三浦梅園と二宮尊徳;三浦梅園の哲学―ヘーゲルとの比較;二宮尊徳の合理思想)
3 日本的合理性の完成―幾多郎と大拙(西田哲学と日本の思想―梅園、尊徳と西田幾多郎;西田哲学の論理;鈴木大拙の非大拙的理解)
4 日本文化の構造(艸人木秉要―茶道の哲学;日本近代化の反省・序説)
5 比較文化/比較思想(比較文化論の基礎;西田幾多郎の比較思想論)

著者等紹介

末木剛博[スエキタケヒロ]
1921年山梨県甲府市生まれ。1939年第一高等学校分科乙類入学。1942年東京帝国大学文学部哲学科入学。1945年東京大学大学院入学。1946年東京大学文学部副手。1949年電気通信大学助教授。1954年東京大学教養学部助教授。1968年東京大学教養学部教授。1982年東京大学定年退職後、東京大学名誉教授。東洋大学文学部教授。1992年東洋大学定年退職。2007年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぽん教授(非実在系)

3
『大乗起信論』、『太極図説解』、三浦梅園に二宮尊徳、鈴木大拙に西田幾多郎を読解し論理記号で表し図もつくるという独創的すぎる作品である。論理学に強いわけではないのでその議論がどこまで当たっているのかは今の自分にはわかるはずもないが、言いたいこと自体はよくわかるようになっている。ただし、社会科学・自然科学的な箇所については、例えば経済についてはマルクス経済学に依るなどアップデートの必要性を即座に感じるものもある程度見かけた。時代性・議論の粗さ・発想が全般的に秀才的であるといった欠点をどう補うかが今後求められる2016/11/25

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