なぜ政治はわかりにくいのか―社会と民主主義をとらえなおす

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なぜ政治はわかりにくいのか―社会と民主主義をとらえなおす

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393333587
  • NDC分類 311.04
  • Cコード C0036

内容説明

情ではなく理性で政治を理解するために。選挙の投票率は低下し、政局は混迷を深めている。なぜ政治はこれほど縁遠くなったのか。気鋭の社会学者がメディアの力学、教育、憲法、ネット選挙といったテーマから問題の本質に迫り、新時代のリテラシーを模索する。

目次

序 なぜ政治はわかりにくいのか
第1章 なぜ政治と民主主義を語れないのか(揺らぐ民主主義;昭和と平成の隘路;保守とは何か、リベラルとは何か)
第2章 メディアと政治(政治とメディアの関係の変化;「慣れ親しみ」から「対立・コントロール」へ;メディアリテラシーの更新は可能か)
第3章 教育と政治(現実政治を扱えない政治教育;教育現場で起きていること)
第4章 ポスト二〇二〇年をどう生きのびるか(どんな選択もリスクとなりうる時代;日本国憲法をめぐる揺らぎ)

著者等紹介

西田亮介[ニシダリョウスケ]
1983年生まれ。社会学者。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。博士(政策・メディア)。専門は公共政策の社会学。情報と政治、情報化社会のジャーナリズム、無業社会等を研究。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。(独)中小企業基盤整備機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授などを経て、現職。著書に『メディアと自民党』(角川新書、社会情報学会2016年優秀文献賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

禿童子

23
巻末の著者の生年を見て当年35歳の若さに軽く驚いた。若いわりに書かれている内容が常識論から一歩も出ていないからだ。昭和から平成にかけての人々の生活の変化、共働き世帯が過半数を超えた、政党が広告会社を起用してメッセージの好感度を意識した発信をするようになった、など新味のある情報はある。しかし、批判的な見識のある公衆を生み出さないと民主主義は危ういという危機意識がバックボーンになっている限り、従来のリベラルの視点と変わらない。本書で「スイングボーター」と呼ばれる無党派層の私には本書の内容はあまり響かなかった。2018/06/16

hk

21
日本の政治をあつかった書籍は数多あるが、本書は他書とは一線を画した存在だ。昨今、多くの書籍が「わかりやすくかみ砕く」ことを主眼としている。翻って本書は「なぜ政治はわかりにくいのか?」を眼目に掲げているのだ。確かに、わかりやすく政治を解説しようとしている書籍は概ね企画倒れに陥っている。つまりメディアは政治を市井の人々に伝えきれていないのだ。本書では「それは何故なのか?」という問いを立てて、著者は分析を進めていく。教育、メディア、経済そして政治…平成の大転換は多岐に及び社会が対応しきれていないと著者はいうが…2018/06/28

バードさん

5
「なぜわかりにくいのか」に対する認識は、読む前とあまり変わらなかったが、明晰に論じてくれていたので、改めて問題の整理に役立った。2018/06/27

ぐりペンギン

5
「平成の30年は失敗だった」とした上で政治をする側の変遷と生活者やメディアのこれまでの変遷を比較し、その分かりにくさを探る。政治が分かりにくくなってしまった原因は一つではないのでスッキリとした結論は難しくとも、理由も分からずただ「分かりにくい、興味が無い」と言うのと政治の現実を知る機会が極端にないまま伝える側が高度化してしまい生活者が追いつけていないから「分かりにくい」というのではまるで違う。日本の政治にはそういう断絶した構造があることが分かるという点でも、一度は読んでおきたい良書だと思いました。2018/05/04

kasagumo

4
理性をもって状況を認識するための、思考の一助となる良書。2019/02/05

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