内容説明
情ではなく理性で政治を理解するために。選挙の投票率は低下し、政局は混迷を深めている。なぜ政治はこれほど縁遠くなったのか。気鋭の社会学者がメディアの力学、教育、憲法、ネット選挙といったテーマから問題の本質に迫り、新時代のリテラシーを模索する。
目次
序 なぜ政治はわかりにくいのか
第1章 なぜ政治と民主主義を語れないのか(揺らぐ民主主義;昭和と平成の隘路;保守とは何か、リベラルとは何か)
第2章 メディアと政治(政治とメディアの関係の変化;「慣れ親しみ」から「対立・コントロール」へ;メディアリテラシーの更新は可能か)
第3章 教育と政治(現実政治を扱えない政治教育;教育現場で起きていること)
第4章 ポスト二〇二〇年をどう生きのびるか(どんな選択もリスクとなりうる時代;日本国憲法をめぐる揺らぎ)
著者等紹介
西田亮介[ニシダリョウスケ]
1983年生まれ。社会学者。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。博士(政策・メディア)。専門は公共政策の社会学。情報と政治、情報化社会のジャーナリズム、無業社会等を研究。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア研究科修士課程修了。同後期博士課程単位取得退学。(独)中小企業基盤整備機構経営支援情報センターリサーチャー、立命館大学大学院特別招聘准教授などを経て、現職。著書に『メディアと自民党』(角川新書、社会情報学会2016年優秀文献賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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